ドイツのボン大学は、ロシアのモスクワ大学との研究により、地球からおよそ1,000光年離れたカシオペア座の一角の宇宙空間に、異常な天体が発見したことを発表した。それはかつて死んだはずの2つの恒星が、銀河の中を何十億年もさまよう間に偶然出会い、合体して恒星として復活を遂げたと考えられている存在である。 【こちらも】ケプラーの超新星「SN1604」は、2つの恒星残渣の合体か ボン大学らの研究によると、復活を遂げた恒星のもととなった死んだはずの2つの恒星とは、白色矮星である。恒星はその質量によって最後の運命があらかじめ決まっているが、最後に白色矮星となる運命にあるのは、太陽の半分から約8倍程度の質量を持つ恒星たちである。 今回発見された非常にまれな復活恒星は、赤外線を放出するガス星雲を伴っていた。またこの星から放出された放射線のスペクトルの分析結果から、この星には水素もヘリウムも含まれていなことが
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