2020.07.13 News 連載・寄稿 「人びとの不安解消のために必要なのは『知識のアップデート』」 日本人の価値観をめぐる連載、第35回のテーマは「「人びとの不安解消のために必要なのは『知識のアップデート』」です。 前回の記事では、三つの提言を出しました。①人々の行動を理解し予測し、コストとベネフィットを天秤にかけたうえで対策を決めるという姿勢を明らかにすること。②次は全国一律・全世代一律で自粛要請を出すのではなく、高リスクのグループに集中して、短期間の、補償や健康維持対策などを伴う自粛要請を出すこと。③医療体制の拡充にこそ政治や行政の権限を発動すべきこと。 弊社の新型コロナウイルスに関する第2回調査では、新型コロナウイルスによる死者を減らしつつ、経済死を避けるための方策として、重症化リスクの高い人にのみ行動制限を要請し、高齢者施設などのハイリスク集団を防護しつつ、その他の人に経済を