まずは温故知新をしようと思いましたので、モバイルWiMAXについて振り返りをやります。 このブログを長い間読んでいただいている方(ありがとうございます)には、私がモバイルWiMaxについて書いたのをきっかけに読み始めてもらっている人も多いと思います。 いろいろ書いてきたことについて、再度振り返りをしてみることにします。 では、ちょっと長くなりましたが。 ◆いい加減な時系列振り返り まずは超いいかげんに時系列を振り返ってみましょう。きちんと調べないと(調べる時間がもったいない主義に走りました)、こういうことになります。ご注意ください。 用語などは後から補うのでわからなくても気にしないで眺めてください。 2000年~ 固定無線通信(FWA)の通信規格として作られ始める (その後) ひとまずも完成するもののニーズ的に今一つ。そこでモバイル用に拡張しようという(無茶な)話が出て、それが後にモバイル
現在、ドコモはLTE(Xi)を、定額制ではない料金プランで提供しています。 しかし最終的には、定額制にせざるを得ない「かもしれない」という話と、定額制を維持すると何が起こりそうかについて考察をしました。 (ドコモの社長さんの発言が出てくる前に同じ内容の記事を書いていたのですが、投稿する前にの発言があったので少し切れ味が悪くなった記事です。ちょっと残念) ◆ドコモのLTE(Xi)は現在「定額ではないけれど定額」 まず現在の状況を整理しておきましょう。 ドコモは2010年の12月24日、ドコモはLTEのサービスをスタートさせました。現在は基地局整備を盛んに行っています。おそらく2011年末には、LTE最初の大攻勢が始まっているはずです。 現在はPC定額向けの端末のみが提供されています。エリア整備が進んでくるにつれて、2011年の春くらいからは、PC向け定額でLTE(Xi)の広告もなされるように
現在、ケータイ方面ではでWi-Fi(無線LAN)の話題がよく聞かれるようになっています。 以前からブログを読んで頂いている方はご存知だと思いますが、私はかなり前から、ケータイやスマートフォンでWi-Fi(無線LAN)が広く使われることのなるかもしれない、と予想していました。 考えていたことが間違っていなくてよかったなと思っております。また、当時読んでおられた方の役に立っていればと思っております。 一度、これまでの経緯(と私が思っているもの)をまとめてみることにしました。 ◆大昔:無線LANに過大な期待がかけれた時期があった 以下、単に話を整理するのではなく、これまでの色々な経緯をまとめながら整理したいと思います。 かつて、無線LANに過大な期待がかけれていた時期がありました。IT全般において無理な期待があった、20世紀のITバブルの頃です。 その頃、無線LANで町を覆いつくそうという試みが
LTEの話題。 2011年末のLTE本格攻勢開始に向けて順調にLTE網を整備しつつあるドコモですが、ドコモにはLTEに関して以前から少し「困っていること」があります。そのことについて書きます。 以下の記事から引用して説明をします。 LTEから4Gへ、発展のシナリオ・周波数再編の動きを総務省・ドコモが語る http://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/wj2011/20110530_449304.html 基本的な記事の内容は、すでにブログで説明している内容です。しかしLTEに関して「ドコモが困っていること」が二点登場しているので、その点について書きます。 以下、ドコモが困っている二つのことについて。 ◆困っていることその一:各国のLTEの周波数が(2GHz帯に)揃わない ドコモは、各国のLTEの周波数が揃わないことに困っています。 ドコモとし
かなり以前に記事にもした、ノキアの「超富裕層向け携帯」の日本からの撤退が決定したというニュースについて書きます。 ということを口実に、以前から書けずに積んでいた蛇足ネタを投稿するきっかけにしたいと思います。 内容的にはかなり以前の投稿に、蛇足をくっつけたような内容となっていります。 ◆ノキアの「超富裕層向け携帯」が日本から撤退 以前、ノキアから「超富裕層向け携帯」が発売されたことがあり、記事にしたこともありました。その超高級携帯が日本から撤退するようです。 数千万円のラグジュアリー携帯「VERTU(ヴァーチュ)」、日本から撤退 http://www.fashionsnap.com/news/2011-06-17/vertu-nokia-japan/ 再度簡単にまとめますと、こういう端末です。 ノキアが全世界的に行っていたサービス 日本では回線的にはドコモのMVNO 異常に高い端末価格(高い
ノキアから「ある新機種」が発表されました。しかし、その機種はノキアからインテルへのお別れの挨拶だったという話について。 以前(かなり以前)にも話題にしたことがありますが、ノキアとインテルは以前から、「モバイル世界の新しいOSをATOM+Linuxで作る」にて協力関係にありました。しかしこの協力関係が、ほぼ終わっていました。 ◆お別れの新機種 インテルとノキアの協力関係について説明する前に、まずは、ノキアから発表された「新機種」について簡単に説明をします。 Nokia、最初で最後のMeeGo端末「N9」を発表 http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1106/22/news028.html 記事タイトルにも「最初で最後の」とあります。 「MeeGo端末」とあるのは、「MeeGo」という名前のインテルとノキアの協力で作られたモバイル用のOSが搭載
高度化XGPとはTD-LTEと同じなのか違うのか、の話題について、関係者の発言をそのまま真に受けると「高度化XGP≠TD-LTE」に思えるという話について書きます。 まずは、前回の記事を読まれていないかたは、まずそちらを読んでいただければ幸いです(話題的には続きですので)。 「高度化XGP=TD-LTE」なのか「高度化XGP≠TD-LTE」なのかという話 http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2011/06/484-xgptd-ltexg.html ネットでは、「高度化XGPとはTD-LTEそのものの」であると思われていることが多いようですが、「関係者の発言を真に受ける」ならば(ここが怪しいのなら意味はありませんが・・)、「高度化XGP≠TD-LTE」に思えます。 以下、発言を引用して解説しますので、どのように思うかは皆様にお任せする
前回の記事に追加の記事を書きます。 ドコモに対するソフトバンクの「返事」の中身はどういうものか、ということについて少し。 そして、ソフトバンクのドコモへの「応酬」の結果、「ネットワーク外部性追加料金」というものがソフトバンクにブーメランかもしれないという話について。 (補足:逆に解りにくそうだったので、記事タイトル変えました) ◆まずは前回の記事を 前回の記事を読まれていない方は、まずは先に前回の記事を読んでいただければと思います。 前回の記事:ドコモとソフトバンクが「接続料」で喧嘩している件について http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2011/06/482-497d.html 接続料問題は、多少話が入り組んでいるので、すぐには理解しにくいところがあります。読んで「まさかそんなことになっていたとは思っていなかった」と思った人も多か
ドコモとソフトバンクが「相互接続料」というものを巡って、ずっと揉めています。この問題、かなり前から続いており、以前に記事にしたこともありました。 とうとうドコモが本格的に怒って公的な場で決着をつけようとし、ソフトバンクがそれに対して「応酬」したために、なにやら本格的な喧嘩のようになって来ています。 「接続料」とはそもそも何か、これまでの経緯と、現在起こっていることについて書きたいと思います。 ◆「接続料」とは 接続料については一度記事にしました。 接続料問題 http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2009/06/510-c150.html 2009年の記事ですから二年前のことです、そんな前から続いていた揉め事です。 上記の記事にも説明がありますが、もう一度、「接続料」とは何か、どうして揉めているのか、それぞれについて再度説明をしておき
◆700/900MHz帯とは まず、基本事項の確認から。 「700/900MHz帯」とは、電波の周波数帯のことです。なぜ注目されているかというと、アナログ地上波の停波などに伴って携帯電話への再割り当てがなされることになっているためです。 800MHz前後の周波数は、携帯電話にとって非常に上質な周波数帯であるとされます。 周波数が高いと電波は光のような強く持つようになり、物陰に回りにくくなったり建物の中などが圏外になりやすくなります(つまりエリア展開が難しくなる)。かといって周波数が低すぎるとアンテナが大きくなるなど別の意味で扱いにくくなります。 800MHz前後の周波数はそういう意味で非常に性質の良い周波数で、そのような良い周波数帯が、しかも大量に割り当てられるために、誰に、どのように、どうやって割り当てるか、で色々と議論がされています。 しかも、この話にはアナログ地上波の停波など、既存の
XGPについて「高度化XGP=TD-LTE」なのか「高度化XGP≠TD-LTE」なのかという話題があります。これについては、ちょっと考えてみましたという投稿。 ◆今年中に新生XGPがサービスイン予定である ウィルコムからソフトバンクへと移った「XGP」ですが、2011年内にサービスインがされると発表されています。 総務省、WCPによるXGP開設計画の変更を認定 http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110603_450484.html なお、高度化XGPのサービス提供時期は2011年内で変更は無い。高度化XGPはTD-LTE方式と多くの部品が共通化でき、端末を含め、ハードウェアの供給やコスト削減において効果が期待できるとしている。 確かに「サービス提供時期は2011年内」とあります。音沙汰なしの現状からすると、本当?という気もしますが、とりあえずは年
ドコモがLTEに本腰であることは、ドコモが2GHz帯でLTEを開始したことから明らかであるという話について少し。 ◆実は無茶をしている「ドコモが2GHz帯でLTE」 ドコモは現在、2GHz帯でのLTEの整備を開始しています。この事実からだけでも、ドコモがLTEに本腰であろうことが解るという話を少し書きます。 ドコモのLTEに対する態度については色々な予想がされています。しかし、これから書くように、ドコモがLTEに本腰を入れないとは考えにくい状況にあります。 まず、LTEが開始される前の2GHz帯の利用状況を確認してみましょう。 5MHz幅×2:W-CDMA 5MHz幅×2:W-CDMA 5MHz幅×2:W-CDMA 5MHz幅×2:W-CDMA なお、ドコモにとって2GHz帯は「主力の帯域」です。ドコモは利用者も大変多いですし、データ通信の利用が増え続けている昨今の状況では、帯域はフル稼働
LTEとモバイルWiMAXについて少し書きます。 LTEのエリア展開が遅いという主張がされていることがあります、モバイルWiMAXと比較しての意見ですね。 しかし、LTEの展開はそれでも(それほどは)問題がないということを少し書きます。 ◆前置きから 一部でLTEのエリア展開が遅いと言われることがあるようですが、実はそれでも思ったほどは問題がないという話をします。 「エリア展開が遅い」という話、主に二つの観点からです。 モバイルWiMAXと比べて 従来のエリア展開の感覚と比べて 世の中にはいろいろ大人の事情がありますから、モバイルWiMAXは快進撃で、LTEは足踏みしていて引き離されている、という主張をしたい人がいることも、ちょっと話をややこしくしているように思います。 つまり、本来不必要な比較をしたい人が居ることはまず覚えておきましょう。 また、LTEはモバイルWiMAXと比べて最近サー
震災では意外なところが大被害を受けていたりしますが、そういう話の一つとして。 #またもや脱線話題です 宮城県の航空自衛隊の基地(松島基地)で戦闘機が津波で全滅してしまいまして、結果、日本全体の防空に影響が出る、という困ったことが起こりつつあります。 そして、その説明ついでに、日本の防空ってどうなってるの的なことを、私が知っている程度の怪しい知識で少し。 ◆津波で全滅 まずは、基本的なことが書かれたニュースを持ってきます、 F2戦闘機18機など水没 松島基地、1機120億円 http://www.asahi.com/national/update/0312/TKY201103110818.html 防衛省によると、今回の地震で航空自衛隊松島基地(宮城県)で、空自F2戦闘機18機のほか、T4練習機、U125救難捜索機など10機が水没した。同省幹部は「海水にかなりつかってしまっており、場合によっ
アナログ地上波の停波の延期が検討されているという話について少し書いてみたいと思います。 #またしばらく脱線の記事です、投稿無しよりはマシだと思っていただけると幸いです 以前から停波を延期すべきではないかという意見はありましたが、今回、震災を契機に具体的に見直しをする話が出てきたようです。 ◆延期の検討開始 まず元のニュースから、 総務相、地デジ移行「被災地の調査必要」 延期も http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819694E2E3E2E2948DE2E3E2E6E0E2E3E39797E3E2E2E2;at=ALL 片山善博総務相は1日の記者会見で、東日本大震災による東北地方などの被害を受け、7月24日のテレビの地上デジタル放送(地デジ)への完全移行を予定通り実施するかどうかについて「まず調査が必要」と述べた。
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