[拡大する] 国立教育政策研究所が発表した全国学力・学習状況調査。小学校の算数、中学校の数学でもっとも正解率が低かった問題とは… 理論的思考を養うと言われる理数系教育に関心が高まる中、国立教育政策研究所が小学6年生、中学3年生を対象に行った全国学力・学習状況調査の結果を発表。正答率が低かった問題を抽出したところ、学習課程でつまずきやすい問題や学習の課題が浮かび上がった。 小学校算数で正答率が23.8%と最も低かったのは割合を出す問題で、表から適切な数字を取り出して割合の大小を判断しその理由を記述する能力をみるもの。また、必要な情報を用いて指定された高さにすることができるかを判断し、理由を記述する問題も27.0%と低かった。 中学校数学では、ふたつの人工衛星の軌道の長さの差を求める計算からわかる事を選び、その理由を数学的な表現を用いて説明できるか確認する問題の正答率が11.8%と最も低く、図