がんと闘病しながら、音楽活動を続けていたロック歌手、忌野清志郎(いまわの・きよしろう、本名・栗原清志=くりはら・きよし)さんが2日、がん性リンパ腫のため死去した。58歳。 昭和26年、東京都生まれ。45年4月、RCサクセションのボーカル担当としてシングル「宝くじは買わない」でデビュー。「ぼくの好きな先生」「トランジスタ・ラジオ」などをヒットさせ、人気がブレークした。 “日本語ロック”というジャンルを確立するともに、毛先を立てた奇抜なヘアスタイルや派手なメークが人気を呼んだ。一方で、過激なパフォーマンスや言動が話題を呼び63年、アルバム「COVERS」の原発問題を扱う歌詞が物議をかもし発売中止になった。 自転車愛好家でも知られ、平成17年9月、約160万円をかけたという愛車「オレンジ号」が盗まれた(後に発見)際も大きな話題となった。 3年、RCサクセションの無期限活動停止に伴い、ソロ活動のほ