8日午前0時45分頃、愛知県みよし市三好町前田で、直前まで県警豊田署のパトカーの追跡を受けていた乗用車が、市道丁字路の先にある幅約6メートルの砂後(すごう)川を越え、対岸の土手に衝突した。 車には22~16歳の男女5人が乗っており、運転席の同県豊田市、作業員少年(19)が右脚を骨折するなど、全員が重軽傷を負った。 同署の発表によると、パトカーは約5分前、豊田市本新町の国道153号で、片側のヘッドライトが消えた乗用車を発見。職務質問しようと、停止を求めながら約3・4キロ追跡したが、車が速度を上げ、ライトを消したため危険と判断し、追跡を中止した。その後、付近を捜していて事故に遭った車を見つけたという。 現場の状況から、車はガードレールを突き破ったとみられ、同署で経緯を調べている。 同署の斎藤和樹副署長は「現時点で追跡に問題はなかったと考えている」とコメントした。