神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場で、初対面の男女が同席できる「相席居酒屋」形式の海の家が、1日の海開きに合わせて予定していた営業開始を見送った。 経営する東京都の業者は「若者らの婚活支援が目的」としているが、風紀の乱れを懸念する同市から出店取りやめを求められ、「(インターネット上の批判など)風評被害をこれ以上受けたくない。いつから営業するかは未定」としている。 同店は、女性客は飲み物などが無料でアルコールも扱うが、未成年者は入店できず、身分証明書で確認する。この業者は全国で約70店を経営しているが、海の家としての出店は初めてだった。 市は6月28日に現地を確認し、出店取りやめや営業形態の変更について店側に申し入れたが、応じてもらえなかった。市は同30日、ホームページに「家族が安心して楽しめる海水浴場を目指しているが、鎌倉の海水浴場の雰囲気にふさわしくないと思われる海の家が建設されている。そ