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ブックマーク / sociologbook.net (7)

  • 確率とともに生きる – sociologbook

    新型コロナウィルス、というものが流行っていて、この春はすべてのイベントが中止や延期になり、公的な施設には閉鎖されるところもでてきて、学校も全国で一斉に休校にするかどうかという話があり、そのわりには朝の満員電車はあいかわらずで、それからやっぱりデマもとびかっている。 ドラッグストアやコンビニの店頭からマスクが消え去り、さらにトイレットペーパーがマスクと同じ材料で、もう中国から入ってこなくなるので売り切れるだろうというデマがひろがって、トイレットペーパーも店頭からなくなった。コストコに長蛇の列ができたとか、対応していたドラッグストアの店長がになったとか、そういう記事をたくさん読んだ。 いったい誰がどういう意図で流すのか知らないけど、30度ぐらいのぬるま湯を飲むと熱に弱いコロナが死ぬ、というデマもかなり広がって、さすがにこれは笑った。体温より低いやん。 まあ、しかし笑えない。若年者の致死率は低

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    toya 2020/03/04
  • 共有できないということをみんな知っている – sociologbook

    淡々と書きます。 きなこがいなくなった。 https://twitter.com/sociologbook/status/930026752147054593 きなこが突然いなくなってから2週間ほど経つ。きしさいとうはぜんぜん回復しない。毎日、突然どちらかが泣きだすと、つられてもうひとつのほうも泣きだす。椅子に座ったり立ったり、なにか動作をするたびにため息ばかりついてるし、泣きすぎて頭がいたくて頭痛薬ばかり飲んでいる。ぜんぜん効かない。 ずっと頭が痛くて、目の奥のほうが重い。ちょうどこれは、泣きすぎたあとの感じと同じだ。もちろん、一日じゅう泣き続けているわけではないが、泣いていないときでも、泣いてるときと同じような頭痛と、目の重さがある。 たぶん、自分でもわからない、脳の奥のほうでは、ずっと泣き続けているんだろうと思う。さすがにもう普通に電車乗って出勤して、授業も会議も出てるし、友だちとく

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    toya 2017/11/21
  • さようなら – sociologbook

    みんなが雨宮まみさんの文章で救われました。 救われる、ということは、どういうことでしょうか。誰が、何から救われるのでしょうか。 私たち読者は、雨宮さんの文章を読むことで、自分自身から救われるのかもしれません。自分の憎悪や不安や恐怖から解放されるんです。 そういう負の感情を解毒する力を持った文章だったと思います。あなたは悪くない、ということと、でも正面から努力することも必要、ということを、誰も傷つけない形で書くことはほんとうに難しいことです。しかしそれをやってのける力を持ったひとでした。 みんなが雨宮さんのいろんな文章で、ネガティブな感情から解放される経験をしました。そうやって私たちは雨宮さんに頼ってきました。でももう、この世界からいなくなってしまいました。私たちのそういう感情の爆発を押しとどめてくれるような文章を書ける書き手がひとり、いなくなってしまったのです。 ついこのあいだの、『早稲田

    さようなら – sociologbook
    toya
    toya 2016/11/18
    「自分のことが書いてある本。それを読むだけで、信頼できるひとにちゃんと話を聞いてもらえてるような気になる本。それが雨宮さんの本でした」
  • 大事だけど、そのすべてではない – sociologbook

    社会学者や評論家や作家で、ふだんリベラルなことを言うのに、性的な領域に関する話題になるととたんに「ロマンティシズム全開」になるおっさんがいる。 ふだんは個人主義的で合理主義的なことを発言するのに、「性」、あるいは「女」についてのことになると、とたんに「ただのおっさん」になる。 たとえば、労働市場における女性の不利な扱われ方についての議論をしているときに、こういうおっさんはよく、「女性を『男性なみ』にすることは、女性が来持っている役割を否定することにつながる。悪しき平等主義だ!」とかいうことを言う。 古典的といえば古典的だが、いまだにこういうことを言うおっさんはとても多い。 最近笑ったのが、これ。 島地勝彦の「遊戯三昧」 「絆す」の読み方、わかりますか? 2人の伝説的編集者が明かす人間関係の奥義──第13回ゲスト:松岡正剛さん(後編) http://gendai.ismedia.jp/ar

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    toya 2016/05/03
  • 不安と憎悪の果て – sociologbook

    いま東京へ向かう新幹線の中でこれを書いている。 さきほど、地元で「大阪市廃止」を決める住民投票に行ってきた。大阪市の片隅の小さな下町だが、そろいのオレンジ色のTシャツを着た維新の人たちがあちこちに立って、賛成を呼びかけていた。 現役の大阪市長が、公務もせず、100年以上続く大阪市の解体をひたすら呼びかけている。こんなに大事なことが、こんなにあっけなく、簡単に決められようとしている。 今回の結果は、ほんとうにわからない。事前の世論調査では反対派が若干多かったようだが、いくらでもひっくり返せるぐらいの差でしかない。 投票所の周辺にも、維新の人びとや、反対派の人びとがたくさんいた。そして、たくさんの近所の人たちが、投票に来ていた。 私はぼんやりと、このおっさんはどっちかな、この小さい子どもを連れた若いお母さんは賛成したんかな、このサンバイザーをしてヒョウ柄のブラウスを着たおばちゃんは反対派かな、

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    toya 2015/05/17
  • 図書館で疲労困憊した話 – sociologbook

    先日、マイクロフィルムの資料を閲覧しようと、ある大学の図書館に行きました。 ■電話 「すみません、2002年の3月にそこの博士課程を出たものなんですが。図書館を利用したいんですけど」「はい、できます。2階カウンターに来てください。卒業生データがあるのは2003年以降ですが、もちろん2002年以前もできます」「マイクロフィルムのコピーはおいくらですか」「1枚40円です」「たっか!(笑)」「あすみません50円です」「たっか!!(笑)まあいいや、いまから行きます」 ■図書館2階カウンター 「すいません卒業生カードを作ってください。2002年3月に博士課程を出ました」「しばらくお待ち下さい。(めっちゃ待たされる)すみません、2003年より前は、学生センターのほうで卒業証明書をもらってきてください。学生センターは、この図書館を出て、道を渡って、正門から入って左の方に進むとあります。そこの1階です」「

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    toya 2014/04/24
  • シューカツと就活のあいだ – sociologbook

    大学生の就職率があいかわらず悪い。ウチの学生たちもみんな苦戦している。しかしおかげさまで俺のゼミ生はそんな状況でもかなり調子がいい。企業のみなさまありがとうございます。 それでも数名は進路が決まらないまま卒業していく。心配なのでたまにメールしているのだが、今年卒業したメンバーは、実家に帰って公務員や資格の試験の浪人をする、などの場合をのぞき、ほとんど内定を得ることができた。卒業してからも3名ほど内定をもらっているのだが、どこで見つけたのかいろいろ聞くと、普通にハローワークに行ったらしい。 それにしても就活大変やな。特にここ数年はほんとうにみんな苦戦している。3回生の夏にインターン行ってから卒業まで1年半も就活続けるやつがいる。教員としてはほんとうに悔しいし腹立たしい。 それでも既卒を中心にハロワですぐに内定取るやつがたくさんいて、話をきくと確かに地味な中小が多いがなかなかのんびりした昭和な

    toya
    toya 2012/05/05
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