先月、博士(情報科学)の学位を取得した。 12年前、福岡 おもしろい it 会社と検索をして、株式会社paperboy&co.(現GMOペパボ株式会社)に運用開発エンジニアとして転職した時1からすると、予想だにしなかった状態である。 転機は2017年1月だった。 ペパボで切磋琢磨できる仲間に恵まれ、OSS活動や登壇を通したアウトプット、社内での成果を自負する一方で、社内でもレベルの高いエンジニアとの仕事の機会を通して、自分の限界も感じ始めていた。 そんな折、研究所の所長から研究職への打診があった。 確か、当時進めていたログ活用基盤の構築とその内容の研究所のコンセプトへの親和性からだったように記憶している。 感じていた限界を「コンピュータサイエンス」ってやつや「研究的アプローチ」ってやつで突破できるかもしれない、研究って何もわからないけれども何とかなるだろう、渡りに船だとばかりにこの誘いに乗