タグ

ブックマーク / mamiamamiya.hateblo.jp (15)

  • 愛の、愛の小さな恐ろしい世界 『イッツ・ア・スモール・ワールド』 - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★今日は、気分を変えてディズニーランドの話を。 気持ちが真っ黒になって、どこをどう裏返しても前向きな気持ちになれず、人生が続いていくことが堪え難い気持ちになるとき、私はなるべくさっさとディズニーランドに行くことにしています。 「ディズニーランドが好きだ」と言うと、「ミッキーが好きなの?」と聞かれることもありますが、ディズニーのキャラクターはべつだん好きじゃない。私がディズニーランドを好きなのは、それが「日帰りで行けるファンタジーの国」だからです。感覚としては、海外の美しいリゾートに一週間ほど滞在して非日常を堪能して充電してくるあの感じにとても近い。 私が初めてディズニーランドに行ったのは、小学四年生のときに親戚の結婚式のため家族で上京したときのことでした。日付も覚えてます。12月7日。行く前に、クラスでただ一人ディズニーランドに行ったことのあるYちゃんに話を聞いていると、優等生でクラスで一

    愛の、愛の小さな恐ろしい世界 『イッツ・ア・スモール・ワールド』 - 雨宮まみの「弟よ!」
    toya
    toya 2016/09/28
  • AVファッション研究 - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★実家で日曜から分割して大そうじをするというので、姉ちゃんも今日「小そうじ」をしてみました(※小そうじとは……そこまで大掛かりなことはやらないが、普段やらないけど気になってるような箇所をきれいにすること。服や机の整理などもすると、気分的にはかなり「大そうじ」に近い感じに)。はいつくばって床をふいたりしていたらくたびれたので、お風呂に入ってやすみます。 ★服の整理で思い出したのですが、今『プラダを着た悪魔』をやってますね。 姉ちゃんこういう映画大好き(ぜんぜん違いますが『コヨーテ・アグリー』とか。あかぬけない女が努力によってキレイになり、仕事も恋も大成功! みたいなやつ。書いててあまりにも自分の願望があらわれすぎているような気がして恥ずかしくなってきました)なので、初日にカップルで混み合うヴァージンシネマ六木ヒルズに勇敢に一人で行って観たんですが、観てるとシャネルが欲しくなる映画でした。そ

    AVファッション研究 - 雨宮まみの「弟よ!」
  • 雨宮まみの「弟よ!」 - [AV作品]『ALICE あずき』

    ★二村ヒトシ監督の日記で知ったのですが『デキる男は乳首で決まる』というが出版されているらしいですね。私は読んでないのですが、聞くところによると内容は「男も乳首でガンガン感じていいんじゃないの?」的なものらしいです。乳首の世界では男女同権、乳首リブですね。弟よ! 乳首で感じるのはけっこうですが、あまりにも男の乳首が市民権を得すぎて、「乳首なんて感じるんだ……(上からチラッと見下しながら微笑)。男のクセに」「やだーTシャツの上からでもわかるぐらい勃ってる〜! 男のコってブラジャーつけらんないからかわいそ〜」「男なのにこんなにピンクでいいと思ってるの? 男のコのクセに生意気だよ! もうちょっと黒ずんだ方がいいわよ男らしくて(と、黒ずませる手段に訴える)」などという、美しい日語が失われてゆくのだとしたら姉ちゃんたいへん嘆かわしい事態だと言わざるを得ませんので、乳首で感じる男性の皆さんは演技でも

    雨宮まみの「弟よ!」 - [AV作品]『ALICE あずき』
  • 今“こじらせ系女子”がアツい! - 雨宮まみの「弟よ!」

    「こういうタイトルつけときゃはてブ稼げるんだろ!? ああん?」と言わんばかりのタイトルで始めてみましたが、こんなブログをお読みのこじらせガールのみなさんに朗報です。朗報と言い切るのもお恥ずかしいですが、私がひっそりしつこく長文を垂れ流していたポット出版のサイトの連載『セックスをこじらせて』が、単行になります。まさか、こじらせパワーでまで出すことになるとは……今わたしもしかしてこじらせガールの中でも重症具合がトップクラスに入るんじゃなかろうか……。 そして単行には、九州長女系こじらせガールとして私と存分にタイマン張れる、久保ミツロウ先生との対談が収録されます。お互いにお互いのこじらせっぷりを慰め励まし分析し合って幸せになれる道を探るつもりが樹海の奥深くに分け入ってしまったみたいな超ゆかいな対談です。「九州長女系は根が深いから、そんなに簡単にこじらせが治療できない」という、私がこのしょぼ

    今“こじらせ系女子”がアツい! - 雨宮まみの「弟よ!」
    toya
    toya 2011/10/09
  • 健全な性欲 - 雨宮まみの「弟よ!」

    自分の性欲について、マイナスのイメージはない。オナニーして罪悪感を感じたことなんてないし、虚しいとも思わない。いやうそたまに思うけど、それは私がセックスしたいのにできなくて代わりにオナニーをしてるから思うだけで、嫌悪感はまったくない。 マイナスのイメージはないのに、自分の性欲のことをちゃんと考えようとすると、あまりにもそれがドロドロに煮詰まっていて、苦痛だったりする。 性欲が満たされたことが、まったくないわけではないけれど、満たされてもそれは一瞬のことでまたすぐに飢えた状態がやってくる。べてもべても毎日ご飯をべないとお腹がすくみたいに、おいしいものをお腹いっぱいべても次の日になればまたお腹がすいている。べ物ならいい。いつでもどこでも調達できるし、そんなにお金もかからないし、おいしいものをべるにも、自分で工夫したりどうにでもなる。 セックスはそういうわけにいかない。そこに至るまで

    健全な性欲 - 雨宮まみの「弟よ!」
    toya
    toya 2011/09/07
  • ■ - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★「三十路の独身女はめんどくさい」「重い」って、もうその意見が古くさく感じるほどによく言われてますが、人人気の理由のひとつは「同じ年代の独身女がめんどくさいから」なんじゃないかと思ったりします。極端に若い女性よりとっつきやすい年齢で、めんどくさくないほう、って思うと自然と人になってしまうというか。 で、実際、どうめんどくさいわけ? と詰め寄りたい気持ちでキーキーしながら三十路独身女として生きてるわけですが、最近ふと「三十路の独身男ってめんどくさい」と思ってしまい、なんかこう、共感と断絶を同時に感じる出来事が……。 どうめんどくさかったかというと、まぁ、三十路独身男性のほんとに氷山の一角ではありますが「オシャレで、インテリアとかにもこだわりがある。もちろん簡単に同棲とか結婚とかしなさそうだし、生活に濃い関係の女が入り込む余地がない」「自分は頭良くてセンスもいいと思ってるから、こちらの意見

    ■ - 雨宮まみの「弟よ!」
    toya
    toya 2011/05/08
  • 2010-09-16 - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★自分も書いている短めの官能小説的なもののアンソロジーを読む。このシリーズ、だいたい毎回同じメンバーなのだが、最近エロマンガ的なセリフの表現をするライターさんがいて、勝手にライバル視している(ようするに好きなタイプの文章ってことです。上手い)。今回はその人が男性のピストン運動について「蒸気機関車のように力強く」という表現をしていて「負けた!」とがっくり肩を落としました。そう、そうだよね、蒸気機関車……。言われてみるとピッタリな感じなのに思いつかなかったことがくやしい。カモン次号! 次こそはぎゃふんと言わせたいものだ。どんな人なのか会ったこともないし誰だか名前も知らないんだけど(表記がないのです)、エロの内部ではこのような戦いが日夜繰り広げられています。名前は知らなくても、文章のクセで同じ人が書いているものは見分けがついたりするんですよね。同じエロに書いてるライター同士で「毎回あのページ

    2010-09-16 - 雨宮まみの「弟よ!」
    toya
    toya 2010/09/12
  • みそじの楽しみ - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★『セックスをこじらせて』というポット出版の連載で「女をこじらせて」とかいう読んだだけでゲンの悪さがうつって婚期が遠のきそうなサブタイトルの文章をながながと書き散らかしている私・雨宮まみ・33歳(ことしで34歳)ですが、こじらせてる部分も多々あれど、さいきんは「三十路、思ってたよりぜんぜんいいじゃん!」教に入信しております。 いや、昔は思ってたんですよ、「なんだかんだ言っても、30過ぎるといろいろキツいんだろうな〜」とか。女性誌のインタビューでステキな三十路ライフを語る女性を見ては「……こんなに必死でステキさを自己演出せないかんほど、三十路ってキツいんだろうか」と逆にへこんだりしたくらい「みそじ楽しい」ってことに疑問ありありっていうか、疑心暗鬼っていうか。みそじが怖いあまりに27歳の誕生日を迎えたときから「もうだいたいみそじみたいなもんだから、今日からみそじとして生きる覚悟を決めよう」と思

    みそじの楽しみ - 雨宮まみの「弟よ!」
    toya
    toya 2010/08/19
  • 2010-07-28 仕事でセックスする男性がコンドームを嫌う理由 - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★中村うさぎさんがtwitterで、男の人がゴムをつけたがらない理由について考察されておりましたが、私の知るかぎりAV業界では、仕事でセックスする男性ほどゴムを嫌う傾向があるように思います。いや、そんなにいっぱいデータを取ったわけではないんですが、ハメ撮り監督って異常なほどにナマ好きが多い。理由は「ゴムつけてって言われると仕事っぽくて萎える」「仕事でもナマ挿入を許してくれる女は、感じちゃって仕事なんかどうでもよくなってる感じで燃える(または普段仕事ではゴムつけてるくせに自分だけにナマ挿入を許してくれてる感じが燃える)」「つけるとイキにくい」が、聞くかぎりでは多いかなぁ。でも、ハメ撮り監督じゃない監督も、男優さんでも、わりと多い気がする、ナマ派の人。「プロだからそのへんきちんとしてる」っていうのは、ウソだと感じます。ほんとにきちんとしてる男優さんや監督さんもいるからそこんとこは理解しといて欲

    2010-07-28 仕事でセックスする男性がコンドームを嫌う理由 - 雨宮まみの「弟よ!」
    toya
    toya 2010/07/29
  • ■ - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★母が東京に遊びに来たときにQ-Potのお店に連れていったことがある。「かわいいねー」でそのときは終わったのだけど、Q-Potのアクセサリーはお菓子をモチーフにしたとてもかわいらしいもので、三十路の私ですらたまに「こんなん私(の年齢で)つけてていいのかしら」と思うくらいなので、母もそれを「つけよう」とは思わなかったみたいだった。 冬になってQ-Potの付録ムックの第二弾が出て、ビスケットの形(に収納される)のエコバッグだったのがかわいくて母に言うと、母は近所のコンビニや書店を探しまわったのに見つからなくて、結局第一弾のチョコレートのエコバッグをやっとTSUTAYAで一冊だけ見つけて買ったと言う。母が住んでいるのはかなり田舎なので、発売日が遅れてるのかな? と話し合ったのだけど、それから数日探している様子だったのでamazonで注文して送ったらとても喜んでいた。 母はめったにものを欲しがらな

    ■ - 雨宮まみの「弟よ!」
    toya
    toya 2009/12/27
    「ほんと、母には好きなもののひとつぐらい手に入れてほしい」
  • 女をこじらせて - 雨宮まみの「弟よ!」

    こないだ飲みの席で「私もいろいろこじらせてたからさ〜」と言ったら、ライターの先輩の女友達に「過去形じゃなくて今もこじらせてるでしょ!」と鋭角すぎる(10度切ってるね。鋭利な刃物に近い角度)ツッコミを入れられた雨宮です。みなさんお元気でしょうか。 「こじらせてる」ということについて、私は長年こじらせてきたので、自分の意志にかかわらず「こじらせ研究家」にならざるを得ない部分があるのですが、長年の研究の結果わかってきたことでひとつ大事なことは「こじらせ」には自分が原因のものと、そうでないものがあるということです。 自分が原因のもの、例えば自分のことを自分で美しくないとか、恋愛するのに向いてないとか、コミュニケーションが苦手だとか才能がないとか、そういうふうに「自分で」判定し、「どうせ自分なんて……」と思ってる「こじらせ」は、その気にさえなればある程度は自分で改善できると思う。他者ではなくて、自分

    女をこじらせて - 雨宮まみの「弟よ!」
    toya
    toya 2009/04/21
  • 『だれでも一度は、処女だった。』千木良悠子・辛酸なめ子 - 雨宮まみの「弟よ!」

    『よりみちパン!セ』(よく間違えて『よりぬきパン!セ』と言ってる人を見かけます)の新刊です。パン!セのシリーズはよく買うのですが、たまーにピンポイントで献いただきます。このは「読みたい。でも……」とためらっているところに届きました。 このは、まず著者の千木良さんが自分の母親に処女喪失についてインタビューするところから始まります。そして処女を失った人へのインタビュー、処女の人へのインタビュー、男性へのインタビューへと進んでいく。お母さんへの二度目のインタビューもあり、おばあちゃんへのインタビューもあって、千木良さん自身の処女喪失も語られていて、このへんのことはすごく面白い。 構成もいいし、千木良さんの文章はやさしく、偏見がなくて、デリケートな問題を扱うがゆえの思いやりや苦悩も垣間見えたりしてとてもいいと思うのですが、そういう問題じゃなくて、この、私にはとってもしんどくて、なかなか読み

    『だれでも一度は、処女だった。』千木良悠子・辛酸なめ子 - 雨宮まみの「弟よ!」
    toya
    toya 2009/03/08
  • 32歳のクリスマス - 雨宮まみの「弟よ!」

    ★飯島愛が死ぬクリスマス・イブほど悲しいイブを、私はほかに思いつきません。そんなに大好きでずっと追いかけていたわけではなくても、テレビで楽しそうに笑って正直に話してるだけで人を元気にさせる才能があった彼女が(自殺、病死にかかわらず、この若さで)「死んだ」という事実は、ちょっとした病患者の心の支えをポッキリ折るのに十分すぎるほど悲しいニュースで、悲痛なものすら感じます。ずっとテレビで観ていたからずっと年上だと思っていたけど、まだたった36歳だったんですね。私は、彼女と同じ婦人科医を行きつけにしています。会ったことはないけど、大好きな芸能人が亡くなるよりも、もしかしたら今のほうが悲しいかもしれない。「陽」の感じをもった人が亡くなるのは、どうしようもなくやるせないものです。 彼女の冥福を祈るとともに、これから先は別の話題ね。彼女についてのことではなく、彼女の死から、いろいろ考えたこと。彼女には

    32歳のクリスマス - 雨宮まみの「弟よ!」
    toya
    toya 2008/12/25
    女性の「成功」イメージは確かに描きにくい
  • 美人という職業 - 雨宮まみの「弟よ!」

    なにかと気になってしまい、やっているとついつい観てしまう番組に『ビューティーコロシアム』があります。最初はもちろんヒドすぎる(誉めてます)キャッチコピーのセンスや、変身のカタルシスに素直に酔いしれていたのですが、だんだんなんかいろんなことが謎に思えてきて、目が離せなくなってしまいました。 ところで、とつぜんですが、あなたはなぜ、女が整形をすると思いますか? 「キレイになりたいから」。そりゃそうです。じゃあ、「キレイになりたい」って、なんでそうなりたいんでしょう? 「ナルシシズムを満たすため」? 「モテたいから」? 『ビューティーコロシアム』の巧みなところは、この「キレイになりたい」という欲望を「ナルシシズムを満たすため」ではなく、「劣等感からの解放」という形に言い換えたことだと思います。「苦しんでいる人が救われた」という形にすれば、整形への抵抗感はぐっと減る。 では「モテたいから」の方はど

    美人という職業 - 雨宮まみの「弟よ!」
  • 着る快感 - 雨宮まみの「弟よ!」

    非モテについて、コミュニケーションの問題についての議論や意見をよくネットで見かけるのですが、ファッションの話題。というのは、あまり見かけません。「ファッションなんて、しょせんモテる奴だけの楽しみ」と思われている方も多いのではないでしょうか。いや、単に興味ない人も多いでしょうね。服に金をかけるなんてバカバカしいし、金かけようとすればいくらでも(十万、百万、一千万、億単位で)かけられるジャンルですし、そんだけかけてどうなんの? と言われれば別に顔とかスタイル変わるわけじゃないし……。としか言えないんですが、モテとかコミュニケーションとかとはまったくの別問題でもあり、また密接な関係でもある洋服のことについて、ちょっと書いてみます。 私が洋服を好きになったのは、洋裁をやっていた祖母の影響です。祖母は『装苑』や『olive』を読んでいて(当時50代です。変わったばあちゃんですね。今も話が合います)

    着る快感 - 雨宮まみの「弟よ!」
  • 1