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ブックマーク / shiba710.hateblo.jp (11)

  • cakesサービス終了と、この先の不安 - 日々の音色とことば

    cakesがサービスを終了する。 cakes.mu 正直、かなり寂しい思いはありますよ。もちろんメディアの世界は諸行無常であって、全ての場所やサービスが永続的に続くわけじゃないことはわかっている。紙と違ってウェブメディアのアーカイブ性が低いということも、わかってはいる。でも、「サービス終了後はすべての記事が閲覧できなくなります」というのは、やっぱり寂しい。 いろいろあったけれど、cakesは書き手として初期から携わったメディアプラットフォームだというのが大きいんだと思います。まだnote株式会社じゃなくて株式会社ピースオブケイクだったころ。今はもう辞めてしまった編集者の中島洋一さんとタッグを組んで企画を立てて始めた対談連載が「心のベストテン」だった。 cakes.mu 今調べてみたら、初回の記事は2014年。こんな風に始まってます。 音楽について語りたい。パァッと明るく話したい。「CDが売

    cakesサービス終了と、この先の不安 - 日々の音色とことば
    toya
    toya 2022/05/27
  • 今年もありがとうございました。/2020年の総括 - 日々の音色とことば

    例年通り、紅白歌合戦を観ながら書いています。 「特別な一年だった」「困難な一年だった」「大変な一年だった」と、皆が振り返る2020年。とりあえず、こうして無事に年の瀬を迎えられたことに感謝しています。 2020年はどんな年だったか。それはKAI-YOUに寄稿したコラムにも書きました。 premium.kai-you.net なかなかシビアな一年だったんですが、その一方で、クリエイティブや、価値観という意味では、新しい種が撒かれた一年だったような気がします。 個人的にも、生活の習慣も、考え方も、いろいろとアップデートしていった一年だったように思います。新型コロナウイルスのパンデミックだけでなく、ジェンダーや、メンタルヘルスや、いろんなことについても。改めて自分自身と向き合った時間も沢山ありました。 2021年は、もっと勉強したい。 そうつくづく思います。たぶん2019年までの世界には戻らない

    今年もありがとうございました。/2020年の総括 - 日々の音色とことば
  • 時代の転換点に立ち会っている - 日々の音色とことば

    時代の転換点に立ち会ってるんだな、と日々思う。 1ヶ月前に僕は一つ前の記事を書いた。 shiba710.hateblo.jp 社会が大きく変わる予感はその時点でひしひしと感じていた。だから書かなきゃいけないと思った。でも、あそこで引用していた「今後のシナリオ」の見通しを今読むと、たった1ヶ月で世界は「最悪のケース」のさらに向こう側の扉を開けてしまったんだなと感じる。 感染拡大はパンデミックとなった。ミラノで、マドリードで、ニューヨークで、医療機関が危機に瀕している。世界中の都市が封鎖され、日常は失われた。 www.nytimes.com 危機に瀕したときこそ、自分が何に価値を感じていて、何を大事にして生きていくのかを、ちゃんと書き留めておかないといけない。それが自分を繋ぎ止める錨になる。 ■音楽業界の動きについて 3月に、Yahoo!ニュース個人とQJWebに以下のような記事を書いた。 n

    時代の転換点に立ち会っている - 日々の音色とことば
    toya
    toya 2020/03/26
    「地球上で様々な国、文化、統治機構の「A/Bテスト」が行われてしまっているのが、今の数ヶ月と言えるのかもしれない」
  • 1998年という「音楽シーンの特異点」、そして、その時にhideがいた場所 - 日々の音色とことば

    5月2日は、hideの21回目の命日。 毎年開催されてきたhideを偲ぶ会のことは、ニュースにもなっていた。 www.asahi.com 僕自身は、リアルタイムでリスナーではあったものの、熱心に追いかけてきたファンだったというわけではない。 それでも、ここのところ、平成の日音楽のヒストリー、特に00年代以前には強くあった「洋楽と邦楽の壁」という問題について考えているときに、hideの存在がとても重要だったんだということを改めて考える機会があった。 そして、hideが残した「ピンク スパイダー」という一曲が、いろんな意味で時代の先を行っていたんだ、と考えるきっかけがあった。 というのも、最近、『オルタナティブロックの社会学』を著した南田勝也さんが編著に携わった『私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか――日ポピュラー音楽の洋楽受容史』というを読んだから。 私たちは洋楽とどう向き合ってきた

    1998年という「音楽シーンの特異点」、そして、その時にhideがいた場所 - 日々の音色とことば
    toya
    toya 2019/05/04
    「とりわけフェスという空間や、そこが象徴する音楽メディアやリスナーたちの文化において「邦楽ファン」と「洋楽ファン」が最も幸福に溶け合っていた時代なんじゃないかと思う」
  • 星野源とRADWIMPSが対峙してきた「邪悪」について - 日々の音色とことば

    久々のブログ更新。いろいろと〆切を抱えててこっちに書く時間がなかなかとれないんだけど、これはちょっと記録しておかざるを得ないよね。 だって、11月から12月にかけての1ヶ月のうちに僕の観測範囲の中心である日音楽シーンから、素晴らしいアルバムがどんどんリリースされているわけだから。ちゃんと自分なりにそれをどう受け止めたかを書き記しておかないと、流れていってしまう。 そういうことのために僕のブログはあるのでね。 まずはなんと言っても、星野源『POP VIRUS』。まあ年間ベスト級の一枚であることは間違いないでしょう。 POP VIRUS (CD+Blu-ray+特製ブックレット)(初回限定盤A)(特典なし) アーティスト: 星野源 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント 発売日: 2018/12/19 メディア: CD この商品を含むブログ (2件) を見る 三浦大知『球体』と新曲

    星野源とRADWIMPSが対峙してきた「邪悪」について - 日々の音色とことば
    toya
    toya 2018/12/27
  • 今年もありがとうございました/2016年の総括 - 日々の音色とことば

    例年通り、紅白歌合戦を見ながら書いてます。 今年もいろいろあった一年でした。個人的には、講談社現代新書から『ヒットの崩壊』という新刊を出せたことが、何より大きかったです。 ヒットの崩壊 (講談社現代新書) 作者: 柴那典 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/11/16 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 『初音ミクはなぜ世界を変えたのか』に続いて2冊目の単著なのですが、一つの代表作になるようなものを書こうと思って取り組みました。おかげさまで反響は大きくありがたいかぎり。 おかげさまで、このが刊行されたタイミングで様々な媒体でインタビューや対談に取り上げていただきました。ラジオ出演も、ひとつひとつ嬉しかったです。 www.musicman-net.com www.billboard-japan.com realsound.jp blogos.com blo

    toya
    toya 2017/01/03
  • 『この世界の片隅に』と、「右手」が持つ魔法の力 - 日々の音色とことば

    今日は、映画『この世界の片隅に』についての話。 もうすでにいろんなところで評判になっている。たくさんの人が心を揺り動かされている。絶賛されている。「映画館で観るべきだ」って言っている。僕も同意。名作だと思う。だから付け加えることはないかなとも思ったんだけど、やっぱり自分が感じたことを書いておこう。 僕は試写のときと、公開翌日と、2回観た。どちらも、途中から気付いたら涙ぐんでいた。なんと言うか、「感動を体感する」ってこういうことなんだと思った。原作は読んでいたから話の筋はわかっていたけれど、そういうこととは関係なしに、伝わってくるものがあった。物語というものの持つ質的な力に触れたような感覚があった。 最初の感想ツイートは以下。 『この世界の片隅に』観てきました。試写含めて2度目だったけどやっぱり涙ぐんでしまった。「描く」ということについて徹底的に貫いた作品だと思った。すずさんが絵を描く人だ

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    toya
    toya 2016/12/04
  • アメリカのポップスターは、束になってもトランプに勝てなかった - 日々の音色とことば

    Embed from Getty Images ■二つの世界の分断 アメリカ大統領選の結果が出た。ドナルド・トランプが第45代大統領に就任することになった。 まずは僕自身の実感をここに記しておきたい。リアルタイム実況で赤く塗りつぶされていくアメリカ合衆国の地図を見て、うわぁ、と茫然としたのが正直なところ。大方のメディアの予想を覆す結果になったというのもある。「まさか」というのが第一印象。正直ゾッとした。 クリントン当選確実という報道は事前に広まっていた。支持率調査もそれを裏付けていた。選挙戦を通して伝わってきたトランプのさまざまな醜聞、スキャンダル、荒唐無稽な政策を見て「さすがに大統領に選ばれることはないだろう」と思っていた。けれど結局トランプは勝ち、上院も下院も共和党が議席を握った。事前の見込みはひっくり返った。 けれど、起こったことは事実だ。アメリカの人たちは彼をリーダーとして選んだわ

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    toya 2016/11/12
  • BABYMETALと「第3次ブリティッシュ・インヴェイジョン」の時代 - 日々の音色とことば

    今日はBABYMETALの話。ニューアルバムの『METAL RESISTANCE』がいよいよすごいことになってきている。 聴いた瞬間「名盤!」と直感するクオリティだったけれど、おそらく今年を代表する一枚になると思います。今出てる『ミュージック・マガジン』にはここに至るまでの道程を解説した原稿を書きました。 ミュージックマガジン 2016年 04 月号 出版社/メーカー: ミュージックマガジン 発売日: 2016/03/19 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る が、ここで書くのはそこからの話。 www.asahi.com ニュースにもなっていた。アメリカのビルボード・アルバム・チャートで39位。ハード・ロック部門では2位、ロック部門では5位になっている。日人アーティストがトップ40位以内に入ったのは「坂九以来の快挙」だという。 各国チャートの結果はこんな感じ。 日

    BABYMETALと「第3次ブリティッシュ・インヴェイジョン」の時代 - 日々の音色とことば
    toya
    toya 2016/04/14
  • 優越感ゲームから降りられなかったオトナ女子「40歳OL」の正体 - 日々の音色とことば

    photo by Takuma Kimura flic.kr ■自意識の牢獄から抜け出せない理由 今日は与太話。 tokyo-calendar.jp だいぶ話題になってましたね。「東京カレンダー」の連載「東京女子図鑑」。秋田の国立大学を卒業してアパレル企業に就職したというOL「綾」を主人公にしたストーリーが、いろんな方面で物議を醸したりしながら、先日最終回を迎えた。僕はこのタイミングで知って、さかのぼって全部読みました。 おもしろかった。 もう…もはやどこに住むとかじゃない…なんか、暗い暗い!暗いよ!血液ドロッドロな感じだよ!無記名連載でここまでやりきるの、すごいよ。あと、唐突なジェーンスーさんの登場になんかアワアワしてしまう… RT https://t.co/3UrEzlmgzl — 能町みね子と秋の空 (@nmcmnc) 2015, 11月 8 たぶん、冒頭部分にハッとする女の人はいる

    優越感ゲームから降りられなかったオトナ女子「40歳OL」の正体 - 日々の音色とことば
    toya
    toya 2015/11/09
    東京カレンダーなるほど……
  • 「フジロックの行方」と「すべてのジャンルはマニアが潰す」という話 - 日々の音色とことば

    行ってきました。FUJI ROCK FESTIVAL ‘15。 今年は珍しくずっと晴れて、快適に過ごせた3日間。楽しかった。なんのかんの言われつつ、やっぱりフジロックには他のフェスとは違う独特なムードがある。僕は年中いろんなフェスに行ってレポを書くような仕事をしてるんだけど、そういう人間からしても、フジロックにはシンプルに仕事抜きで楽しめる「特別さ」がある。 で、今回はそんなフジロックに関しての話。 個人的なベストアクトは何と言ってもトッド・ラングレン師匠だったし、フーファイもミューズもハドソン・モホークも格好よくて大満足だったんですが、そのへんのことは他サイトのライブレポート原稿に書いたので、そちらを。 www.excite.co.jp ここで書くのは、もうちょっとフェス全体のムードとか方向性とか、「なんのかんの言われつつ〜」という部分についてです。正直「よかった、よかった!」だけじゃな

    「フジロックの行方」と「すべてのジャンルはマニアが潰す」という話 - 日々の音色とことば
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