8月15日に国内で初めて沖縄県の50代男性の死亡が報告されてから、4カ月近くで100人になった。 死亡者の報告は8〜9月は週2〜4人ほどで推移していたが、感染が広がるにつれ、10月下旬からは週10人ほどに。11月は死者44人にのぼり、12月もすでに13人だ。 厚生労働省の発表などによると、100人の年齢別でみると、18歳以下が29人で約3割を占める。そのうち9歳以下は24人。多くは持病のない子だ。 年齢が低いほど免疫機能が未熟で体力もない。さらに患者の8割が未成年で、感染が子どもを中心に広がり患者そのものの数が多い。 一方、40代以上の患者は全体の1割にも満たず、感染はまだそれほど広がっていないが、死者は58人いる。この年代は持病のある人が多く、いったん感染すると重症化しやすいためだ。 新型インフルが季節性と違うのは、重い肺炎などを起こしやすい点だ。死者の半数近くは、肺炎などの呼