賃貸不動産大手「レオパレス21」の建物に施工の不備が見つかった問題で、去年以降、何らかの不備が確認された物件は、先月の時点で1万1000棟を超えることが会社への取材で分かりました。 その後の会社への取材で、調査は先月28日の時点でおよそ1万4000棟で行われ、このうち何らかの不備が確認された物件は1万1243棟に上ることが分かりました。 特に危険性の高い天井の耐火構造に不備がある641棟の入居者7711人には、来月中の退去を求めていて、会社が費用を負担するとしています。 国土交通省は、先月までに全国173の自治体の1895棟の建物で施工の不備を確認したと19日、公表しましたが、不備のある物件の数はさらに大幅に増えることになります。 レオパレス21は、残る2万5000棟余りの調査をことし6月までに、補修工事を10月までに終えたいとしています。