様々な歴史や逸話があるアメリカの州旗 アメリカは「合衆国」なので、日本の都道府県に比べて州が持っている権限ははるかに大きいです。例えば州独自の軍を持っていたりします。 日本の都道府県旗なんて、県庁の庁舎くらいでしか見ないと思いますが、これだけ州独自の権限が強いのであれば思い入れも強いのではないかと想像してしまいます。 アメリカの州旗はそのデザイン性も独特ですし、その成立にまつわるおもしろい話をそれぞれ持っていたりします。 1. ユタ州 間違ったデザインが正式に採用されてしまった ユタ州旗の意匠は「合衆国国旗と鷹」というアメリカの古典的なモチーフを取り入れています。ユタ州の住民の大部分を占めるモルモン教徒は長い間合衆国から追放された身で、19世紀後半に晴れてユタ州として合衆国の一員として認められた際に、国に対する感謝の印として表現したのでした。 さらに、プレートの中にはユタのシンボルで清純の