しかし嘘発見器(ポリグラフ)が登場して以来、それが役に立たないガラクタであるという証拠はあった。 「人であれ、機械であれ、嘘を発見できるものはない」と、1965年に実施されたこの分野に関する学術文献の網羅的なレビューでは結論づけられている。 そして現在、ごく稀な状況を除けば、アメリカの法廷で嘘発見器の結果は証拠として認められていない。 嘘発見器が役に立たないという事実は折にふれて一般に突きつけられてきた。 たとえば1987年、確定しているだけでも49人を殺害した連続殺人鬼ゲイリー・リッジウェイが嘘発見器の検査をパスし、判決が20年近く遅れることになった。 嘘発見器の仕組み 基本的な仕組みは100年近くも前に考案され、今にいたるまでほとんど変わっていない。 嘘発見器は、心拍数、呼吸量、皮膚電気の反応をモニターする。手首のバンドで血圧と心拍数を計測。胸の周りに巻かれるゴムチューブで肺の呼吸を、
![嘘発見器は嘘だった!?ポリグラフ検査器はまったく嘘を暴けていない。その真実と歴史について。 : カラパイア](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/da205ec4bd3d76b8801ab44d94f5e0894918003e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flivedoor.blogimg.jp%2Fkarapaia_zaeega%2Fimgs%2Fe%2F3%2Fe39d291e.jpg)