宇都宮美術館HPより なかなか久しぶりに美術館に行ってきた。 つい数年前までは一シーズンに1回は何かしらの展覧会に行っていたのだけど、コロナや仕事にかまけていたら、だいぶ足が遠のいてしまっていたようで反省。私のなかで夏といえば美術館(か映画館)ぐらいに行ってたのにな~。 今回見てきたのは宇都宮美術館の企画展示【芸術家たちの南仏】。現代美術には疎く、実はあまり期待してなかったのだけど、これが展示品も訴えるテーマ性も予想以上に良かった。 南仏の光を浴びているような刺激 歴史上、人は穏やかな気候、適度な雨と日の光を求めて生きてきた。 生きるうえでの作物のためであり、近世以降は使い勝手のいい港を手に入れ、外貨獲得による商業的発展のためだ(これが理由の一つで、過去も現在も争いは絶えないけれど…)。 ギリシャやイタリア周辺の地中海気候は、古来よりヨーロッパの人々にとっては「地上の楽園」として見なされて