砲撃が相次ぎ、安全性への懸念が高まるウクライナのザポリージャ原子力発電所をめぐり、IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、数日以内に専門家チームを率いて現地に向かう意向を明らかにしました。 一方、ロシアのプーチン大統領は、ロシア軍の兵士の総数をおよそ115万人に増やす大統領令に署名し、軍事侵攻が長期化する中、兵力を増やす方針に転換しています。 ロシア軍が侵攻を続けるウクライナでは、南東部にあるヨーロッパ最大級のザポリージャ原子力発電所で、砲撃が相次ぎ、ロシアとウクライナの双方が互いの攻撃だとして非難しています。 25日にはウクライナの原子力発電公社「エネルゴアトム」がザポリージャ原発付近で発生した火災により原発への送電線が切断されたと明らかにしました。 公社は声明で「侵略者の行動により、原発が送電網から完全に切り離された。原発ができてから初めてのことだ」とロシア側を非難しました。 そ