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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (11)

  • 「トップの一本」は大切に? - Economics Lovers Live

    Baataismさんに教えられた話題。 もしも波平がホントに美容院に来たら? http://www.excite.co.jp/News/bit/E1223568706161.html もし日の国民が老若男女問わずに波平となったらどうなるだろうか? たぶん日は流動性の罠ならぬトップ一の罠にガチンコ嵌る。 これは僕が基理論を構築したのではなく、かの小野善康さんの理論を応用すればいえることだ。この小野理論はよくインタゲ批判だとか、なかにはリフレーション一般を批判するために用いるトンデモさんまでいるのだが、それらの諸解釈はミクロ的基礎の明示がいまいち足りない。しかし波平であれば国民にも分かりやすいミクロ的基礎が提供できるだろう。なんといっても毎週全国で絶賛放映中で、彼のミクロ的行動は全国民に明示されている。波平モデルの明晰さと扱いのよさは流動性の罠の理論の中でも群を抜くことだろう。以下はそ

    「トップの一本」は大切に? - Economics Lovers Live
  • ECB利上げ。日本はどう対応すべきか? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    ECBが予想通りに利上げを行った。総合インフレ率や(非加工品、エネルギー関連を抜かした)コアCPIの最近の上昇基調、さらに消費者・企業の今後1年間における物価上昇予測の増加をみての判断ではないか、と解説されている。またしばしば解説で利用されている理屈は、料品や原油価格の高騰が、人々のインフレ期待を高め、それが総合インフレ率だけではなく、(料、エネルギーを抜かした)コアCPIまでも上昇させることにつながるのではないか、という説明である。もっとも多くの解説はどんな物価指数をみて記事を書いているか判然としているわけではなく、曖昧に「インフレ」や「インフレ懸念」などの言葉で代用しているだけであり、正直、私もそれらの解説の書き手がどんな指数を念頭に置いているのかわからないケースがほとんどである。そのような区別などそれらの解説記事では枝葉末節なのかもしれない(もちろんそんなことはないが)。 とこ

    ECB利上げ。日本はどう対応すべきか? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 極東ブログの決断 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    もうコメント欄を承認制にしますよ。みなさんもそうしたほうがいいですよ。 http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2008/06/post_efdf.html :「でも私の使っているブログじゃできません。はてなダイアリーにはそんな機能がないんです」という場合は、そんなブログを使うのはおやめなさい、とお勧めします。ただし、はてなダイアリーには、コメントは会員だけに限定する機能があるのでそれを使うとほぼ同じ機能になります(それでも捨てIDとかで爆裂する人はいますが)。: すでに一回、移転を決断して失敗(大学のぼくの研究室にある老いぼれパソコンからうまくログインできないなど)していて、はてなで当分生きる、決心をしているわけです。ここはそのときから会員だけがコメントできる仕組みです。よく書き込んでいただいた方で非会員ではFellow Travel

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    tradorok
    tradorok 2008/06/03
  • ボツ原稿版・経済論戦その1

    途中でえいや!と自ら清水の舞台から飛び降り(高さ12m,平均生存率5%程度)企画変更したので使わなくなった原稿を何回かにわけて投稿。 はじめに サブプライム問題以降をめぐる経済論戦 1 変貌したエコノミストたちとウェブ革命 90年代から続く「失われた15年」が一時期の眠りから再び覚醒し、日経済は再び視界不良なデットゾーンへ突入していこうとしている。この視界不良は直接には米国のサブプライム問題に端を発する世界同時不況への危機感が引き起こしたものだといわれている。メディアなどで危機感が煽られるほど、経済学者やエコノミストそして政策当事者たちの間で経済論議が過熱していくのはすでにお馴染みの日常の光景であろう。その意味では19世紀の思想家エドモンド・バークが命名した「経済学者の時代」ほど、今日の日社会を的確に表す言葉はないであろう。 ここでは日の経済問題に関する様々な発言を、時代的には21世

    ボツ原稿版・経済論戦その1
    tradorok
    tradorok 2008/05/29
  • 2008-01-18 - Economics Lovers Live ■[アイドルの経済学]モーニング娘。の経済学

    モーニング娘。やハロー!プロジェクトの参加人数はなぜあんなに多いのだろうか。そしてどうして頻繁にそこを母体にしたユニットが次から次へと現れるのだろうか。こんな疑問を抱いた人もいるかもしれない。今回はちょっとこの問題を考えてみよう。 大竹文雄氏が編集した新刊の『こんなに使える経済学』には、もちろん「使える経済学」がいくつか入っている。ここでは僕も便乗してこのから道具を取り出して、モーニング娘。の「謎」を解明してみよう。今回は、鈴木彩子氏が書いた「セット販売商品はお買い得か」の経済学が使える道具だ。 鈴木氏の説明をモーニング娘。に応用すると次のようになる。私たちがモーニング娘。の関連商品を購入するのは、その商品の価格が「支払い意思額」以下の場合だ。例えばいま話を簡単にして、モーニング娘。が高橋愛氏と道重さゆみ氏のふたりだけしかいないと仮定しよう。 鈴木氏の設例をそのまま利用させてもらう(元々

  • 「AKB48」大島麻衣の経済学 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    「オジサンにミニスカートから出ている足を見られただけでチカンと思う」と発言した「AKB48」大島麻衣氏のブログが炎上したというニュースを読んだ。ここで炎上そのこと自体には関心はない。リンク先を読んで興味を魅かれた発言があった。もともとこの発言はテレビの番組内で飛び出したもののようで、出演していた「オジサン」徳光和夫氏が・大島氏に「見られることに優越感を感じないと。オシャレってことは、男に見られたいってことでしょ」と論する様に話したらしい。それに対して、大島氏は、「見られてもいいけど、オジサンにはイヤなんです。どうせなら女の子から『足がキレイだね』とか、そう思われたくて」と答えたという。 この発言は私のアイドル経済学研究からいっても非常に重要な発言であると思う。この大島氏の発言はミニスカートをはく女性たちの心理と戦略を的確に表現していると思ったからだ。コーネル大学の経済学者ロバート・フランク

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  • 2007年経済書ベスト10 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    最近は漫画サイト化している当ブログですが(ええ、研究が佳境なのでさらにそうなってます、と言い訳)、家?に戻って今年度の経済書ベスト10を選んでみました。 1 藤井良広『金融NPO』(岩波書店) 藤井先生の足で稼いだルポは興味深く、また私の個人的な来歴を考えたときにもこのテーマは実に重要に思えるのでした。藤井先生が書の後半で説いておられるように民間の資金が金融NPOに流れる制度設計が重要だと思います。 金融NPO―新しいお金の流れをつくる (岩波新書) 作者: 藤井良広出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/07/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 38回この商品を含むブログ (28件) を見る 2 安達誠司『円の足枷』(東洋経済新報社) 新ブレトンウッズ体制とでも形容されるグローバル貯蓄過剰の現象や、その中でのアメリカ、ユーロ圏、日中国経済圏の動向を的確に分析して

  • 小峰隆夫, 日本経済研究センター『超長期予測老いるアジア―変貌する世界人口・経済地図』 - Economics Lovers Live

    近所の屋で昼飯の後の散歩の帰りにみつける。財布もってなく小銭しかないゆえ買えぬ。笑。 しかし立ち読みしただけだが、これは面白い。2050年までのアジア諸国の人口動態や構成比の変化からいくつもの興味深い経済予測をしている。個人的にはこの種の人口予測を気に考えるのは経済思想史研究をしているとためらいがちになる。なぜなら日の戦前の経済思想では将来の人口増加圧力によってへんてこな政策群が「正当化」されていたのを知っているので。それでもついついこの自分がたぶん生きていないであろう先の未来予測に見入る。あとで買うかもしれぬ。たぶん買う。 超長期予測 老いるアジア―変貌する世界人口・経済地図 作者: 小峰隆夫,日経済研究センター出版社/メーカー: 日経済新聞出版社発売日: 2007/10メディア: 単行購入: 3人 クリック: 10回この商品を含むブログ (12件) を見る

    小峰隆夫, 日本経済研究センター『超長期予測老いるアジア―変貌する世界人口・経済地図』 - Economics Lovers Live
  • 生存権の経済的基礎(メモ書き) - Economics Lovers Live

    以前も書いた話題ですけれども、生存権の経済的基礎を巡って考えてます。自分の思想史研究としてはすでに過去エントリーで小文を掲載したのですが、それと相補的な関係にあるのが橋努氏の『日の経済思想』第二巻にある左右田喜一郎論だと思われます。この論文は主に左右田の「天才」論への批判を、私が前記の小文で書いた「戦略的な不可知論」と類似した観点から行っているのではないか、と興味を惹かれました。 それと『週刊東洋経済』で吉川洋先生が書かれていた短文や、ジェフリー・サックスが『貧困の終焉』で、「なぜ豊かな国が貧しい国を援助しなくてはいけないか」という理由として利用していた社会的不安定の回避、という理屈も生存権の経済的基礎として考慮に値すると思います。 最近では、内藤淳氏の『自然主義の人権論』も進化心理学的な発想とも親和的で興味をひく話でした。内藤氏の分析は吉川先生の短文を見事に補強するものでしょう。 そ

    生存権の経済的基礎(メモ書き) - Economics Lovers Live
    tradorok
    tradorok 2007/10/13
  •  山形浩生訳『戦争の経済学』(近刊情報) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    今月号の『Voice』を頂いたので読んでみると、山形さんの新訳の話が。これは面白そう。現在の自衛隊の給油活動問題や憲法9条の改正是非の経済学的分析としてももちろん使えるものなのでしょう。訳者による付録「自衛隊イラク派遣の収支分析」もついているとのこと。原書がちょっといまはわかりません。 http://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0299114

     山形浩生訳『戦争の経済学』(近刊情報) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • アメリカからみたら日本の物価ってインチキすぎ

    というのが趣旨にしか読めない論文です。知人が今朝方メールで教えてくれた論説です。いま猛烈に眠いのでリンク先だけご紹介。 http://digitalcommons.libraries.columbia.edu/japan_wps/247/ (追記) 正確にいえば、問題あるCPIを前提にして金融政策やってる日銀っておかしすぎ! というのが来の意図だと思います。以下は、finalventさん、Baatarismさんからのリクエストも頂きましたので、要点を書いてみます。 消費者物価指数(CPI)は、ある基準時点を100としたとき、比較時点で消費者が買う財・サービスの価格がどの水準にあるかを示す指標。類似の概念にはGDPデフレータや企業物価指数などがあります。 このCPIには「上方バイアス」が恒常的に存在していることが知られています(直感的ないいかただとインフレ気味に出るということ)。しかし日銀

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