列車が数十秒早く発車したことで鉄道会社が「大げさ」に謝罪し、そのことが海外でも話題になりました。実は鉄道会社にとって「早く発車」は「遅れて発車」よりも重大な問題をはらんでいるため「大げさ」に謝罪したといえます。それはなぜなのでしょうか。 「大げさ」な謝罪が海外でも話題に 2017年11月14日、つくばエクスプレス(TX)の下り列車が南流山駅を定刻より約20秒早く発車したとして、TXを運営する首都圏新都市鉄道が謝罪文を発表したという「事件」がありました。秋葉原発の守谷行き普通列車が、本来9時44分40秒に発車するところを、9時44分20秒に発車してしまったというのです。 列車が所定の時刻より遅れることはよくあるが、まれに早く発車してしまうこともある(画像:photolibrary)。 乗客から苦情はなかったとのことですが、TXでは2016年6月27日にも北千住駅で上り快速列車が定刻より30秒