いま陸上自衛隊の「第1空挺団」が、その重要性を増しています。なぜ、そうなっているのでしょうか。また「2階から飛び降りた程度」ともいわれるその内容、どんなものなのでしょうか。 鎌倉幕府が倒れたときから 落下傘(パラシュート)が正常に開かない確率は、5000分の1。さらに、予備の落下傘も開かない確率が5000分の1。したがって25万回に1回、事故が起きる計算です。 とはいえ、ちょうど鎌倉幕府が倒れた1333年から毎日1回飛び降りても1度しか事故は起きない、極めて低い確率。いま飛び降りても、まず死ぬことは考えられない……。そう理屈では分かっていても、あなたは1回の降下で支給される2800円の手当のために高度300メートル、200km/hで飛ぶ航空機から飛び降りることができるでしょうか。 陸上自衛隊の習志野駐屯地(千葉県船橋市)。広大な習志野演習場へ隣接するこの駐屯地には、陸上自衛隊における最精鋭