「青春18きっぷ」の旅では、フェリーは強い味方になります。海を隔てた区間をショートカットしたり、あるいは移動と宿泊を兼ねたり……そのように使えるフェリーが全国にあります。 対岸はすぐそこ、でも列車では大回り 「青春18きっぷ」ユーザーのなかには、乗車券などを別途購入しなければならない特急列車などにわずかな区間だけ乗車し、費用を抑えつつ時間の短縮を図る人がいます。 南海電鉄の和歌山港駅は、徳島行きフェリー乗り場に隣接。JRの列車も乗り入れる和歌山市駅からひと駅で行ける(2016年2月、太田幸宏撮影)。 このような、部分的に時間を短縮する方法は鉄道ファンのあいだで「ワープ」などと呼ばれますが、列車だけでなくフェリーでも、「ワープ」に効果的な区間があります。なお、この記事で取り上げるフェリーのダイヤや運賃は、2018年3月1日現在のものです。 航行距離100km未満 短絡に便利なフェリー ●東京
JR北海道とJR四国が「四国へ行こう&北海道へ行こうキャンペーン」を開催。相手管内で購入したフリーきっぷを現地で提示すると、青函トンネルや瀬戸大橋線の開業30周年を記念した列車カードが贈呈されます。 対象は相手管内で購入した「北海道フリーパス」「四国フリーきっぷ」 JR北海道とJR四国は2018年3月7日(水)、青函トンネルと瀬戸大橋線が開業30周年を迎えることを記念し「四国へ行こう&北海道へ行こうキャンペーン」を行うと発表しました。 青函トンネル開業30周年を記念した列車カードのイメージ(画像:JR四国)。 期間は3月10日(土)から4月10日(火)まで。JR四国管内で企画乗車券「北海道フリーパス」(2万6230円、7日間有効、子ども設定なし)を購入し、有効期間内の同券をJR北海道の指定箇所で提示すると、青函トンネル開業30周年を記念した列車カードがプレゼントされます。 カードの引き渡し
JRの普通列車が乗り放題となる「青春18きっぷ」、1日あたり2370円で全国を移動できます。東京から普通列車を乗り継いでいくと、1日でどのあたりまで行けるのでしょうか。 1日で到達できる最長距離は、九州のあの駅! JR全線の普通列車(普通車自由席。快速列車を含む)などが自由に乗り降りできる「青春18きっぷ」の価格は1万1850円です。1枚につき1日ひとり有効のスタンプを押す箇所があり、1人で使用する場合、1日あたりに換算すると2370円になります。 山陽本線など岡山・広島地区の普通列車で使われている115系電車。写真はイメージ(2014年12月、恵 知仁撮影)。 では、東京駅から列車を乗り継ぎ、1日でどこまで行けるのでしょうか。最も遠い場所は、九州の駅です。なお、ダイヤは2018年3月1日(木)現在における平日のもので、特記以外は普通列車です。 ●東京から1日でいける最長距離ルート 東京4
JR四国の2000系ディーゼルカー「TSE」編成が、定期運行を終了。最後の営業運転となる「カウントダウン乗車ツアー」が発売されます。 「『さよならTSE』カウントダウン乗車ツアー」開催 JR四国は2018年2月26日(月)、2000系ディーゼルカーの試作車「TSE」について、3月17日(土)のダイヤ改正をもって定期運転を終了すると発表しました。 内子駅に停車している2000系ディーゼルカー「TSE」編成(2006年5月、草町義和撮影)。 「TSE」は「Trans Shikoku Experimental」の略。世界初の振り子式ディーゼルカーとして、1989(平成元)年3月にデビューしました。振り子式は、カーブを通過する際に車体を傾けることで、通過速度の向上と乗り心地の改善を図る車両の仕組みです。現在、この編成は特急「宇和海」として、松山~宇和島間で運用されていますが、3月17日(土)の特急
JR北海道とJR四国が「青函トンネル&瀬戸大橋線開業30周年記念キャンペーン」を開催。共同企画として、オープニングセレモニーやパネル展を開催するほか、JR北海道単独でオリジナル企画や記念商品の販売も実施します。 共同企画でパネル展など実施 JR北海道とJR四国が2018年3月10日(土)から2019年4月10日(水)まで、「青函トンネル&瀬戸大橋線開業30周年記念キャンペーン」を開催します。JR北海道とJR四国の共同企画として、オープニングセレモニーやパネル展を開催するほか、JR北海道単独でオリジナル企画や記念商品の販売も実施。詳細は次のとおりです。 青函トンネルをくぐり本州と北海道を結んでいる北海道新幹線(画像:photolibrary)。 ・共同企画のオープニングセレモニーは、3月10日に北海道新幹線の新函館北斗駅で開催。同駅長と、四国の鉄道の玄関口にあたる宇多津駅(香川県宇多津町)の
列車や駅などにおける忘れ物は、東京メトロだけでも1日1000件を超えます。その多くは乗客が身に着けていたものですが、四国では、ここならではの珍しい忘れ物も少なくないようです。 忘れ物に地域差は…? 列車や駅に忘れ物をした経験がある人は少なくないかもしれません。どのようなものが、どれほど「忘れ物」になっているのでしょうか。 駅における忘れ物取扱い所のイメージ(画像:写真AC)。 東京メトロによると、同社の列車内や駅における忘れ物の件数は、2016年度には約67万件、1日あたりにして1800件以上にのぼるといいます。 「やはり傘が多いです。6月など雨の多い時期に増える一方、冬はマフラーなどの小物の割合が増えます。一方、現金は時期に限らず年間を通じて多いです」(東京メトロ) 拾得された現金額では、1年間で3000万円以上、1日あたりにして80万円以上(2016年度)だといいます。忘れ物の総件数、
JR四国が「瀬戸大橋線開業30周年イベント」を開催。記念列車の出発式と記念ヘッドマークの取り付け式が行われます。 30年を振り返るパネル展も実施 JR四国が2018年に「瀬戸大橋線開業30周年イベント」を開催します。1988(昭和63)年4月10日に開業した本四備讃線(瀬戸大橋線)が2018年に30周年を迎えることがきっかけ。詳細は次のとおりです。 2018年4月に開業30周年を迎える瀬戸大橋(画像:photolibrary)。 ・4月10日(火)に、記念式典として記念列車の出発式と記念ヘッドマークの取り付け式を実施。出発式は岡山駅、取り付け式は高松駅で行われます。ヘッドマークの取り付け列車は「マリンライナー」。デザインは香川県と岡山県が一般募集したシンボルマークが使用されます。 ・JR西日本岡山支社と共同作製の、記念入場券を発売。 ・香川県と岡山県の駅で、30年を振り返るパネル展を実施。
JR四国が開発した特急用新型ディーゼルカー「2600系」が、営業運転を開始。高松駅ではセレモニーが実施されました。この2600系、4両だけのレア車両になるかもしれません。 初列車は「うずしお」 全席にコンセントを用意 JR四国は、特急用車両として開発した新型ディーゼルカー2600系の営業運転を、2017年12月2日(土)から開始しました。 高松駅で行われた新型ディーゼルカー2600系の出発式(2017年12月2日、伊原 薫撮影)。 この日は、初列車となる特急「うずしお9号」徳島行きの出発に合わせて、高松駅で出発式を実施。午前10時50分ごろ、2番ホームに2600系が入線すると、待ち構えた鉄道ファンが盛んにカメラのシャッターを切っていました。 出発式では、JR四国の西牧世博代表取締役専務が「全席にコンセントを備え付けたほか、バリアフリーや防犯対策などにも配慮し、さらに快適にご利用いただける車
鉄道の旅を彩る「駅弁」ですが、その数は減りつつあり、徳島県内ではまったく販売されていない状態が続いています。背景には何があるのでしょうか。 弁当業者、持ちこたえられず 駅弁は鉄道のあるほとんどの県に存在しますが、近年その数を減らしています。なかでも徳島県は、県内で駅弁がまったく販売されていないという状態が続いています。 徳島駅構内。県内には電化路線がないため、電車ではなくディーゼルカーが走る。写真はイメージ(画像:photolibrary)。 なぜ、徳島県から駅弁がなくなってしまったのでしょうか。四国のJR駅におけるキヨスク事業を展開する四国キヨスク(香川県高松市)に聞きました。 ――徳島県ではいつから駅弁がないのでしょうか? 2016年の秋口からです。それまでは徳島駅で、同じ業者が製造する「阿波地鶏弁当」「徳島食べくらべ」「徳島牛弁当」という、地元の食材をふんだんに使った3種の弁当が販売
鉄道イベント「伊予西条 鉄道フェスタ2017」で、「鉄道ホビートレイン プラレール号」の車両を特別公開。プラレールのように青いレールに乗った状態で展示されます。 「伊予西条 鉄道フェスタ2017」で特別展示 JR四国は2017年11月17日(金)、イベント「伊予西条 鉄道フェスタ2017」で、実際の線路をプラレールの青いレールに見立てて、そこに実際の鉄道車両を展示すると発表しました。 「伊予西条 鉄道フェスタ2017」は23日(木・祝)から26日(日)にかけて、予讃線の伊予西条駅(愛媛県西条市)に隣接する「鉄道歴史パーク in SAIJO」などで行われるイベントです。駅弁や鉄道グッズの販売、保守用車両の構内運転などが予定されています。 このイベントの一部として実施される「鉄道ホビートレイン プラレール号」の特別公開では、実際に車内の見学が可能(見学には「四国鉄道文化館」の入場券が必要)。キ
愛媛県西条市の「鉄道歴史パーク in SAIJO」で、「伊予西条 鉄道フェスタ2017」が行われます。 四国の駅弁や鉄道グッズなども買える 愛媛県西条市にある「鉄道歴史パーク in SAIJO」で、「伊予西条 鉄道フェスタ2017」が行われます。 0系新幹線を模した「鉄道ホビートレイン プラレール号」の外観(画像:愛媛県)。 「鉄道歴史パーク in SAIJO」開館10周年と、JR四国発足30周年を記念して行われるイベント。期間は11月23日(木・祝)から26(日)までです。 期間中、四国の駅弁や地元食材、鉄道グッズなどを集めた「駅前マルシェ」が開催されるほか、23日(木・祝)には「鉄道ホビートレイン プラレール号」と保線用車両「マルチプルタイタンパー」の特別公開が、25日(土)と26日(日)には「鉄道ホビートレイン プラレール号」の構内運転が実施されます。 なお、「鉄道歴史パーク in
JRグループ7社が、発足30周年を記念し、観光列車や新幹線を乗り継いで日本を縦断する特別ツアーを発売します。 両コースとも出発は12月 JRグループは2017年10月17日(火)、発足30周年を記念し、7社共同企画の「スペシャルツアー」2コースを実施すると発表しました。 「24の列車で繋(つな)ぐ じっくり日本列島縦断10日間」は、観光列車などを乗り継ぎながら9泊10日で列島を周遊するツアーです。 今回のツアーでは、寝台特急「カシオペア」に使用されたE26系客車で上野駅を出発する(2007年8月、恵 知仁撮影)。 JR貨物のEH500形電気機関車がJR東日本のE26系客車「カシオペア」を牽引(けんいん)する寝台列車(牽引機は途中でEF81形電気機関車に変更)をはじめ、「ノースレインボーエクスプレエクス」「なごみ(和)」「現美新幹線」「ぬくもり飛騨路号」「500 TYPE EVA」「A列車で
JR四国が、今後新製する特急形ディーゼルカーについて、新型の2600系ディーゼルカーをベースとしつつ、車体傾斜装置は振り子式を採用すると発表しました。2600系は土讃線での走行試験で課題があることが判明したといいます。 新型2600系は土讃線で「課題あり」 JR四国は2017年9月25日(月)、今後新製する特急形ディーゼルカーについては、2600系ディーゼルカーをベースとし、車体傾斜には振り子式を採用すると発表しました。 2600系は今年12月2日(土)に、高松と徳島を結ぶ高徳線で、特急「うずしお」として営業運転を開始する新型のディーゼルカーです。1989(平成元)年にデビューした2000系ディーゼルカーの老朽置き換え用として登場します。 2017年2月の報道公開時には、2600系ディーゼルカーの先頭車に、土讃線を走る特急「しまんと」のマークが表示されていた(2017年2月、恵 知仁撮影)
JR四国の新型2600系ディーゼルカーが、2017年12月2日に特急「うずしお」の列車として営業運転を開始します。 高徳線を1日3往復 JR四国は2017年9月25日(月)、新型車両である2600系特急形ディーゼルカーの営業運転を12月2日(土)から始めると発表しました。 2600系は、高徳線の特急「うずしお」に投入されます。該当する列車は次のとおりです。 ●下り(高松→徳島) ・「うずしお」9号、15号、21号 ●上り(徳島→高松) ・「うずしお」14号、20号、26号 なお、車両の検査などにより、N2000系や2000系ディーゼルカーが使われる場合があります。また、12月2日(土)には、出発式が開催される予定です。 2017年12月2日に営業運転を開始するJR四国の2600系特急形ディーゼルカー(2017年2月、恵 知仁撮影)。 2600系は、1989(平成元)年にデビューした2000
2017年4月1日に発足30周年を迎えたJR四国が、9月1日から「JR四国発足30周年謝恩きっぷ」を発売。3000円でJR四国線全線と一部の路線バスが1日乗り降り自由になります。 特急券追加で特急もOK JR四国が2017年9月1日(金)から、企画乗車券「JR四国発足30周年謝恩きっぷ」を発売しています。 このきっぷは、JR四国全線(宇多津~児島間含む)と土佐くろしお鉄道線・窪川~若井間の普通列車(快速含む)の普通車自由席が1日乗り降り自由になるもの。特急券や指定席券などを別途購入すると、「四国まんなか千年ものがたり」などを含む特急列車やグリーン車なども利用できます(寝台特急「サンライズ瀬戸」除く)。また、ジェイアール四国バスが運営する路線バスの大栃線、久万高原線も乗り降り自由となります(高速バス除く)。 「JR四国発足30周年謝恩きっぷ」のチラシの一部(画像:JR四国)。 価格は大人30
JR四国が、2017年9月23日から土讃線でトロッコ列車「志国高知 幕末維新号」の運行を始めます。 土休日を中心に高知~窪川間で運転 JR四国は2017年7月31日(月)、土讃線で運行を予定しているトロッコ列車「志国高知 幕末維新号」のデザインを発表しました。 「志国高知 幕末維新号」は9月23日(土・祝)から土讃線の高知~窪川間で運行が始まります。車両デザインは、幕末維新を彩った歴史群像がデザインされ、坂本龍馬をはじめとする土佐の志士たちの輝きを散りばめたといいます。 トロッコ列車「志国高知 幕末維新号」の外観イメージ(画像:JR四国)。 列車名と運転時刻は次のとおりです。土休日を中心に運転されます。 ●下り ・列車名:志国高知 幕末維新号 龍馬立志の巻 ・運転時刻:高知10時30分発→窪川12時39分着 ●上り ・列車名:志国高知 幕末維新号 日本の夜明けの巻 ・運転時刻:窪川14時1
JR予讃線の海岸寺~詫間間にある「津島ノ宮駅」が、2017年も2日間のみ開業します。 「記念駅名標」で記念撮影も JR四国は2017年7月21日(金)、予讃線の海岸寺~詫間間に、臨時駅「津島ノ宮駅」(香川県三豊市)を開業すると発表しました。 この駅は毎年、津嶋神社の夏季例大祭が開催される8月4日と5日の2日間だけ臨時に開業する「日本一営業日が短い駅」。今年は、上下線あわせて56本の普通列車が臨時停車します。時刻は次のとおりです。 ●8月4日(金) ・高松・岡山・琴平方面から 多度津駅を午前8時27分から21時43分までに発車する普通列車22本 ・松山・新居浜・観音寺方面から 観音寺駅を午前8時34分から21時30分までに発車する普通列車22本 ●8月5日(土) ・高松・岡山・琴平方面から 多度津駅を午前8時27分から12時44分までに発車する普通列車6本 ・松山・新居浜・観音寺方面から 観
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