NEXCO西日本は、アメリカに子会社を持っています。国内にしかない高速道路の管理運営会社が、海外子会社を作ってなにをしているのか、実は日本国内でしていることと大差ないのですが、現地では画期的すぎるものでした。 高速道路の管理運営会社はなぜに海外へ? 日本道路公団(JH)の民営化によって2005(平成17)年に発足したNEXCO3社(東日本、中日本、西日本)は、日本の高速道路を管理、運営する大企業ですが、実はアメリカにNEXCO西日本の子会社があるのをご存知でしょうか。その子会社はNEXCO西日本が開発した独自の非破壊検査技術を用いて、アメリカの道路橋やモノレールの橋脚、ビルの外壁などコンクリート構造物の点検事業を行っています。 赤外線カメラで道路表面の温度差を感知しひびなどの損傷を発見するという、NEXCO西独自の検査方法を武器に、アメリカ進出を果たした(画像:NEXCO-West USA