病室というのは、奇妙な二面性がある場所だ。筆者の母親が入院したときも、治療に最適な場所であると同時に、本人にとっては最もいたくない場所でもあった。母は、腎臓病と心疾患による合併症を治療しながら、あのライトグレーの病室で数カ月を過ごした。 家族も私も、母が気持ちよく過ごせるようにあらゆる手を尽くしたが、母が最も欲しがったものだけは持ち込めなかった。自宅で飼っていた、猫のCapucineだ。 病気になったとき、母のように飼い猫を連れていきたいと願望するのは、珍しいことではない。ペットをなでると、リラックス効果のあるホルモンが分泌される。動物の呼吸と心音は、気持ちを落ち着かせる。だが、病院で患者と接するとなると制約も多い。仮に許可されたとしても、監督が必要だし、トイレの問題もある。面会も一定時間に限定されるだろう。 こうした制約を解消するのが、いわゆるセラピーロボットだ。アニマルセラピーの利点は
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