重森三玲の特集『永遠のモダン 京の春・重森三玲の庭』が、5月17日にNHK Eテレの『日曜美術館』で放送される。 重森三玲は、1896年に岡山で生まれた作庭家。40代から本格的に作庭を開始し、独自の哲学にもとづいた近代的な作品を数多く残したほか、300におよぶ庭を調査するなど、日本庭園史の礎を築いたことでも知られている。 同番組では、井浦新が三玲の代表作とも言われるデビュー作・京都の東福寺本坊庭園を訪れ、「永遠のモダン」について考察するほか、菊地成孔が東福寺の龍吟庵と光明院、高橋源一郎が遺作となった京都・松尾大社の上古の庭へと足を運び、重森が作品に込めたメッセージやその生涯で辿り着いた境地に迫るという。さらに、重森三玲庭園美術館館長の重森三明もゲストとして番組に出演する。