「大人ではなくて、子供でもない。独特の年齢なんですね。自分が高校のときも、スクールカースト(教室内の序列)とかありましたけれど、引いて見てました。いまだによくわからなくて、すごく気になる。撮ったら少しでも知ることができるかもしれないと思ったんですね」 写真家の小野啓さん(36)は、写真専門学校在学中から高校生を撮影してきた。全国各地をめぐっていて、10年間で約500人。その作品を紹介する展覧会「NEW TEXT」が東京都港区西麻布のギャラリー「AKAAKA」で開かれている。 「存在としての高校生、人間を撮りたい」という小野さん。撮影時には「自分らしくしてほしい」と頼むそうだ。もちろん撮影だから、どこか演じてしまっているかもしれない。それでも、撮影される側が受け止める「自分らしさ」というキーワードが、作品の軸を形成していく。
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