中国のECサイトでは、多くのショップが大正製薬の「パブロンゴールドA」を扱っている(中国EC大手「京東集団(JD.com)」より) 日韓関係の影響で日本を訪れる韓国人の数が激減している一方で、日本政府観光局(JNTO)の発表によると、8月の中国人観光客数は前年同月比16.3%増の100万600人と好調を維持。中国国内の景気悪化で消費力は弱まっているものの、日用品をはじめとする日本製品への人気は根強い。そのひとつが薬で、中国人の一部の間では「神薬」とあがめられている。ところが、中国ではそれを面白く思っていない人たちがいるようだ。 「澎湃新聞」(9月25日付)によると、浙江大学医学院附属第一医院の中国版LINE「微信(WeChat)」公式アカウントが、こんな投稿をした。 〈大正(製薬の)風邪薬、白兔止痛片(エスエス製薬の解熱鎮痛薬「イブA錠」のこと)……あなたはこの島国の神薬の“迷信”をまだ信