自衛隊でも長年、運用されている輸送ヘリ「チヌーク」は、これまで何度かのアップグレードを実施したものの、米軍では最初期の機体がいまだ現役で飛んでいる例もあるとか。「100年現役」も絵空事ではない背景に迫ります。 「チヌーク」最新アップグレード その最も重要な点は…? 2020年は、自衛隊が保有する重輸送ヘリコプターとしてもおなじみのボーイング社製CH-47「チヌーク」にとって、ひとつの区切りとなりえる年でした。2020年8月に第4世代型MH-47G「チヌーク・ブロックII」が、アメリカ陸軍へ引き渡され実働体制に入ったためです。 拡大画像 2020年8月に配備が始まった新型「チヌーク」特殊作戦仕様、MH-47GブロックII。「チヌーク」ファミリーで「最も獰猛」な機体(画像:ボーイング)。 この新しい「チヌーク・ブロックII」は、通常の重輸送機型であるCH-47Fと、敵勢力圏内で活動するために空