今日は、セキュリティやプライバシーに関する話題を。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)がプライバシーマーク(Pマーク)を返上したということが話題になっています。「Pマークは意味がない」という論もありますが、問題の本質はそこではありません。 セキュリティやプライバシーを「ちゃんとやっている」のならば、プライバシーマークを取得していようがいまいが関係ありません。でも、外部からみると本当に大切なのは「どんな基準でどんな運用をしているのか、客観的に確認できること」なのです。 この記事では、CCCが個人情報やプライバシー情報をどのように管理・利用しているかや、その是非については触れません。そうではなく、「セキュリティやプライバシーにおける、客観的基準」について述べたいと思います。 ツタヤ・Tポイント/Tカードのカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)がプライバシーマーク(Pマーク)を返上
今日は、Yahoo!検索のHTTPS化に関するヤフーさんへの一問一答インタビューをお届けします。またそのうえで、一連の動きに見えた「サイト管理者というステークホルダーの軽視」について述べ、「プラットフォームとしての責任」への意識の希薄化について、「ノブレス・オブリージュ」という言葉とともに述べます。 Yahoo!検索のHTTPS化 一問一答Yahoo! JAPANにおいて8月18日に行われたYahoo!検索のHTTPS化に関して、その意図や背景、そしてプラットフォームとしての姿勢などについて、ヤフーさんにメールで取材を行いました。 まずは、Yahoo!検索のHTTPS化に関する、ヤフーさんの公式な一問一答をご覧ください。 Q1なぜ今回、Yahoo!検索をHTTPS化したのでしょうか、その目的は? また、そうした背景にはどういうものがあったのでしょうか? A1ユーザーへ、セキュリティやプライ
大手Webマーケティング会社・ネットデイズに勤務する、26歳のWebマーケティングコンサルタント・三立(ミタ)瞳。様々な企業から依頼を受け、Webマーケティング戦略についてコンサルティングするのが主な仕事である。 依頼してくる企業は規模も業種もさまざまなので、当然Web周りの知識だけでなく、依頼企業(クライアント)の経営状態から、組織、業務フロー、商品、サービスなどについても詳しい知識が必要となるため、息つく暇もないほど忙しい毎日を送っている。 ネットデイズに入社して4年目の駆け出しコンサルタントである瞳は、社内外で着実に実績を積み重ね、今回初めて大手のクライアントを1人で任せてもらうことになった。その初のク ライアントは、一洋ホーム。最近汐留に自社ビルを移転した、創業120年の超一流企業だ。果たして瞳は、無事プロジェクトを成功に導くことはできるのか? 瞳の苦悩と葛藤の日々を追いながら、コ
ですから、これを知っている企業さんは、できるだけシェアされ、そのシェア上でコメントが展開されるようなコンテンツを作るよう心がけているところもあるようです。 そのほうが、「いいね!」数が伸びやすくなりますからね。 でもこれは、次の2つがどちらも「いいね!」ボタン上では「1000」と表示されることを意味します。 いいね800回、シェア200回 = 表示いいね!数は1000いいね0回、シェア1回、シェアへのコメント999回 = 表示いいね!数は1000また、シェアは公開されている必要はありません。 だから、ボタンに表示される「いいね!」数を水増ししたかったら、水増ししたいURLをFacebook上で「自分のみ」でシェアして、そのシェアに自分でコメントを付けていけばいいのです。コメントの中身はなんでもいいのです。 5分もあれば、1文字コメントを1000件ぐらい付けられます。これで、「1000いいね
今日は、「地方でスマホはどれぐらい普及してきているのか」つまり地域別のスマホ普及状況の話題です。 スマホばかりなのは首都圏だけで、地方に行くと、まだまだガラケーが多いよね。 こういう会話を、2012年~2013年頃に、よくしていました。ずっと東京にいるとみんなスマホを使っているように見えるけど、地方では実はそんなことなくて、まだまだガラケーが主流だということですね。 では、今はどうなのでしょうか? 結論から言うと、どうやら地域によるスマホの普及状況は、以前ほど違いはなくなってきていると考えて問題なさそうです。 参照したのは、「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査(第8回)」のデータ。博報堂DYグループのスマートデバイス・ビジネスセンターが行っている調査です。 2013年11月の調査では、全国のスマホ保有率は55.2%。地域別にみても、最も低い四国で48.9%、ほかは軒並み53%~5
どれぐらいスゴいかというと、「サーバーにインストールするだけで、あとは設定ファイルをちょちょっといじれば、かなり高速化できちゃう」というぐらいスゴいのです。しかも、どんなサイトでも、どんなCMSを使っていても「インストールするだけ」。 Webサイトを高速化すると、ユーザーに優しいし、場合によっては検索結果での順位にも良い影響が出るかもしれない……それはわかっていても、なかなか本格的にサイトを高速化するのは難しいものです。 サーバー側の高速化に加えて、HTMLのつくりや画像のファイルサイズ最適化、さらにはCSSを調整しての画像スプライト化やCSS/JSファイルの結合・最適化によるブラウザとサーバーの通信本数削減などなど、実はやらなきゃいけないことがたくさん。 グーグルの提供するmod_pagespeedは、そうしたことの、かなりの部分を自動的に行うものです。 mod_pagespeedはこん
今日は、スマホ対応で注目を集める「レスポンシブ・ウェブデザイン」の良い点と悪い点を述べていきます。 結論としては、レスポンシブ・ウェブデザインはすごいと思いますが、現状では、スマホ向けにはレスポンシブ・ウェブデザインを採用せずに専用の軽いHTMLを用意して対応するべきだと私は考えます。そうでなければ、完全にモバイル・ファーストでのデザインで進めることです。その理由を解説していきます。 3分でわかる? レスポンシブ・ウェブデザイン「レスポンシブ・ウェブデザイン」のことを耳にしたことはあるでしょうか? 2011年に日本でも注目された、Webページのデザイン手法で、PC向け・スマホ向け・タブレット向けなど、さまざまな画面サイズのデバイスに対応したWebデザインを柔軟に実現できるようにするものです。わかりやすく言うと、次のような仕組みで実現しています。 CSS3の「Media Queries(メデ
この質問は、私が写真に正しいラベルを付けることの重要性を真剣に考える契機になったものだ。 数年前、私はSEO初心者向けのセミナーに何度も出向き、受講者たちの質問に向き合って力になろうと努めていた。セミナーというより討論会に近いようなものだったが、SEOを生業としていない人たちの意見を聞くのはいい経験だった。参加者たちは、新たにSEOに挑戦するつもりで、幅広く関心を持ち、回答者を考えさせる最高の質問を投げかけてきた。そのなかでも、私が特に覚えているのが冒頭のものだ。 これは、すばらしい質問だ。そして、これにはごくシンプルな答えがある。 ユーザーが画像検索を使うのには、理由があるここで一例として、次のような状況を考えてみよう。 想定状況あるレシピを探すために、グーグルで画像検索して調べる いちばん美味しそうに見えるレシピを見つけたい。トルティーヤ・スープは例として申し分ない。作る人によってレシ
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