長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、殺人容疑で逮捕された少女(16)を知る精神科医が、事件前の6月、長崎県佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)に「このままでは人を殺しかねない」という趣旨の相談をしていたことが、県関係者への取材で分かった。 【医師相談は児相止まりに】児相は「可能な限りの対応をしたが…」 同センターはその際「助言した」としているが、精神科医が少女の実名を明かさなかったことから、関係機関に連絡するなどそれ以上の対応はしなかったという。 県関係者によると、精神科医は少女が過去に給食への洗剤混入や猫の解剖、父親をバットで殴ったことを知っており「このままでは人を殺しかねない」という内容を告げたという。 同センターは相談内容について「個人情報の保護と守秘義務がある」として明らかにしていない。 一方、少女が住んでいたマンションの部屋から医学に関係する書籍が見つか