いま出版業界で最大の課題は、戦後日本の出版業界を成長させる原動力であった流通網が維持できなくなりつつあることです。それは、出版流通を担ってきた「取次」の日本特有のあり方が、デジタル化の影響を受けて危機的状況に陥っていることに起因します。その「取次」はどのようなものなのか、そしてなぜ危機的な状況に陥っているのかを、数回にわたって書いてみたいと思います。 出版に興味をお持ちの方なら出版業界に「取次」と呼ばれる会社が存在することはご存じでしょう。要は書籍や雑誌を出版社から仕入れ、書店に卸している問屋の機能を果たしている会社です。日本出版販売(日販)とトーハンが大手として知られています。 この「取次」は日本にしか存在しないと思われます。海外にも本の卸会社はあるのですが、雑誌と書籍を一緒に扱うところはありません。また、書店が書籍、雑誌を仕入れる場合、日本ほど取次経由で仕入れる比率が高いという国もほか
13日に83歳で亡くなった北区生まれのベストセラー作家・内田康夫さんの追悼コーナーが20、21日、同区の図書館や商店街に設けられ、内田さんへのメッセージの受け付けが始まった。 内田さんの小説に登場する名探偵・浅見光彦も「北区西ヶ原」に住んでいるという設定。作中では、西ヶ原周辺に実在する商店が登場するなど、内田さんと北区のゆかりは深い。 そこで、同区の中央図書館と滝野川図書館は20日、浅見光彦シリーズなどの著作を並べ、内田さんの写真を展示した追悼コーナーを設置。内田さんへのメッセージを書き込むカードも用意した。また、霜降銀座商店街も21日、休憩所に追悼コーナーを設け、メッセージの受け付けを始めた。 3か所とも受け付けは4月下旬まで。集まったメッセージは長野県軽井沢町にある「浅見光彦記念館」に届けられる予定。 同商店街で靴店を営む中村歌子さん(60)は、内田さんの協力を得て、商店などを回る謎解
3月21日、1965年の映画「サウンド・オブ・ミュージック」のサウンドトラックや米バンド、フリートウッド・マックの1977年のアルバム「RUMOURS/噂」、1984年のヒット曲「フットルース」など新たに25点の録音資料が、文化的・歴史的な重要性が高いとして米議会図書館に保存されることが明らかになった。写真は2005年2月ウィーンで撮影のミュージカル版「サウンド・オブ・ミュージック」(2018年 ロイター/Michael Steiner HPB/AA ) [ロサンゼルス 21日 ロイター] - 1965年の映画「サウンド・オブ・ミュージック」のサウンドトラックや米バンド、フリートウッド・マックの1977年のアルバム「RUMOURS/噂」、1984年のヒット曲「フットルース」など新たに25点の録音資料が、文化的・歴史的な重要性が高いとして米議会図書館に登録され、将来にわたって保存されることが
犬に本を読み聞かせることで、子供に本を読む楽しさを知ってもらう「R.E.A.D.(リード)プログラム」に、奈良県平群町の平群町立図書館が挑戦している。2月には聞き手となる犬を集めた読書イベント「わんどく!」を同町で初開催。参加した子供たちは犬とふれあいながら、リラックスして絵本の世界を楽しんだ。 2月18日、平群町立中央公民館には7〜11歳の児童9人が集まっていた。「犬の前で大きな声を出さない」「上から触らない」など、犬とのふれあい方の説明を受けた子供たちは、会場に並べられた絵本から好きな1冊を選択。パーテーションで仕切られた1・5畳ほどのスペースに移動し、ハンドラー(指導手)の隣に座る、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーと対面した。 子供たちはハンドラーにうながされて恐る恐る犬の胸や胴をなでると、おとなしい様子に安心したように、絵本を音読し始めた。犬たちはのんびり寝そべったり、
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講評で、西南学院大図書館は「外観を構成するれんがは通常と違い、独特の空きを有した積み方。単なる意匠的な処理ではなく、日射のコントロールと断熱効果を考えている」と評価された。動線にも工夫が施されているとして「『知のシンボル』という図書館の意義を再認識させる力強い作品」とたたえられた。 「糸島の家」は糸島半島の別荘地の急斜面に立地した住居兼仕事場。「外観は控えめ」とする一方、「室内に入ると、船越湾の内海を見渡す眺望が一面に広がる。リビングだけでなく風呂、和室などさまざまな部屋でかたちを変えながら楽しめる」として「立地の特性を存分に生かした設計」とされた。 同建築賞は、1988年に県建築住宅文化賞としてスタート。2000年に県が美しいまちづくり条例を制定したことなどを経て、06年から現在の名称になった。 今回は、おおむね10年前から昨年6月末までに完工し、使用されている物件を対象に募集。一般建築
150年前の大阪における外国との貿易の舞台でもあり、大阪の文明開化にもつながった川口居留地について知ってもらおうと、写真や古地図、映像などで振り返る企画展「大阪開市 開港150年と川口居留地」が、大阪市北区の府立中之島図書館で開かれており、大阪の開市と開港の歴史や当時の街並み、居留地の人々の様子などを紹介している。 同居留地は、島のように独立した土地で、初期の地図には配置区分や面積まで記されている。また全景写真やジオラマを見れば、異国情緒あふれる街並みが広がっており、珍しさもあってか、開設当時、日本人が見物に押し寄せたという。 居留民が神戸に流れ、衰退したが、キリスト教の解禁に伴い、跡地にはキリスト教系の学校(現在の桃山学院、プール学院、大阪女学院など)が続々と設立されたこともあり、企画展にはレトロなオルガンや宣教師の制服、女学生の写真や映像など学校関連資料も並ぶ。
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