那須ブックセンターを開店して1年となる内田真吾社長(右)と、共に「書店と本の文化を拡める会」を運営している小中強志さん=10月13日、那須町高久丙 那須岳が色付き始めた10月中旬、那須高原で開かれた古本祭り。取材を前に立ち寄ってみたが、町民をはじめ観光客らでにぎわっていた。8店の古書店が出店。各店主のうんちくを聞きながら本をめくり、「この本を」と気に入った歴史小説など数冊を買い求めた。ゆっくり本を手に取るのは久しぶりだ。会場はゆったりと時が流れ、懐かしさもあり、心が和んだ。 古本祭りは全国で書店が姿を消している中、昨年、那須高原に開店した「那須ブックセンター」(同町高久丙)の1周年記念イベントとして開かれた。 「地域に書店が必要」と考える出版関係者らが資金を出し、コンビニエンスストアの店舗跡を借りて開店。経営は決して楽ではないが、応援隊を結成した住民らに支えられている。 同店は昨年10月、
![【年の瀬記者ノート】那須町の新たな書店 出版関係者の思いと住民支え(1/2ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c80c9acd47f72bc63a892165a2abc67f98040dc2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2Fp3MfoHnvLyY_Di5pSZNiOlmqSk4%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2F7HVWGKJL65OFVLTBEMTFUL6LDM.jpg)