新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休館していた山形市の県立図書館が12日、約1カ月半ぶりに開館した。一部エリアの利用制限などはあったが、待ちわびた県民が再開を喜びながらお目当ての本を探していた。 当面の間の感染防止対策として利用者にマスク着用、検温とアルコール消毒、氏名、連絡先の記入などを求めた。他に館内では長時間利用による密集を避けるため新聞・雑誌コーナーなど一部の利用を制限。同時入館可能人数は100人程度とした。 この日は午前10時の開館前から十数人がそれぞれ約2メートルの間隔で列をつくり、開館を待った。山形市南沼原小1年鈴木穂波さん(6)は「図書館は本がたくさんあるから好き。探偵や、恐竜の骨のキャラクターが出てくる本を借りるのが楽しみ」と喜んでいた。 開館時間は通常より3時間短い午前10時~午後5時。菅野亮一館長は「しっかりと感染防止対策をしながら、県民が日常生活を取り戻すた