三洋堂ホールディングスの加藤和裕社長は4月25日、創立60周年を記念した「ライヴパーティー」の冒頭、2025年度に同社の粗利率を35%に改善する7カ年計画を打ち出した。複合する事業の売上げ構成比を変えていく。 同社長は、このままの出版販売減少率が続けば、週刊誌は26年に、月刊誌は27年に、書籍は50年に「消滅する」と予測。同社は19年度、消費増税による買控えはもとより、「信販手数料」で3000万円増、「返品運賃」で5800万円増、「人件費」で9100万円増、「ポイント関連費用」で2億円増になると見通す。全国の書店に共通する問題として捉え、「返品率10%の実現」を提唱した。トーハンの近藤敏貴社長ほか、主要書店、出版社など約130人が出席。講演後、生バンドを率いてライブコンサートを行った。
2019年4月26日、長崎県立・大村市立一体型図書館「ミライon図書館」のウェブサイトが公開されました。 現在公開されているページは以下のとおりで、現在作成中のページは、準備が整い次第順次公開されます。 ・かんたん検索(資料の検索のみ) ・県内図書館一覧 ・調べる・相談する⇒レファレンス協同データベース ・図書館案内⇒広報誌 お知らせ一覧(ミライon図書館) https://miraionlibrary.jp/newscat/notice-news/ ※2019年4月26日欄に「ミライon図書館のホームぺージを公開しました。」とあります。 ミライon図書館のホームぺージを公開しました。(ミライon図書館) https://miraionlibrary.jp/news/%e3%83%9f%e3%83%a9%e3%82%a4on%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%a4%a8%e3%81
児童書の出版社・岩崎書店は、直木賞受賞経験者をはじめベストセラー作家を執筆陣に迎えた「恋の絵本」シリーズを創刊する。 2019年5月21日にシリーズ1冊目「すきなひと」(桜庭一樹・作、嶽まいこ・絵)と2冊目「すきって いわなきゃ だめ?」(辻村深月・作、今日マチ子・絵)が刊行される。 現代の感覚に響く恋の絵本に 同シリーズは、企画監修を務めるライター・瀧井朝世さんの、恋愛観や結婚観、ジェンダー観などが変わりつつある現代の感覚に響く恋の絵本があってもよいのではないか、という思いから企画されたもの。 5月に出版される桜庭一樹さん、辻村深月さんを含め人気作家陣が企画意図に賛同し、それぞれの「恋」を800~1000字の文章で表現した。今日マチ子さん、嶽まいこさんなど、人気画家・漫画家がそれをビジュアル化する。 価格は1冊1500円(税抜き)。対象年齢は3歳以上。 島本理生さん、白石一文さん、村田沙
ノンフィクション作家・魚住昭氏が極秘資料をひもとき、講談社創業者・野間清治の波乱の人生と、日本の出版業界の黎明を描き出す大河連載「大衆は神である」。 日本の出版界は、大正デモクラシーの終焉のなか活況を呈していた。関東大震災後には、そこに空前絶後の「全集ブーム」が巻き起こった。出版社が驚くほどの安価で全集を売り出したのである。このブームはさらなる別の動きに繋がっていくーー。 第六章 雑誌王の蹉跌──円本と報知新聞(1) 山本実彦 『改造』について語っておかなければならない。 今さら言うまでもなく、大正から昭和にかけ、『中央公論』と並び称された綜合雑誌の雄である。創刊号は大正8年(1919)4月に発売された。執筆陣には与謝野晶子、土井晩翠(ばんすい)、幸田露伴、正宗白鳥など錚々(そうそう)たる面々が顔をそろえた。 しかし、売れなかった。 『改造社と山本実彦』(松原一枝、南方新社刊)によると、2
対談者プロフィール Dain 書評ブログ「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」(スゴ本)管理人。「その本が面白いかどうか、読んでみないと分かりません。しかし、気になる本をぜんぶ読んでいる時間もありません。だから、(私は)私が惹きつけられる人がすすめる本を読みます」 読書猿 「読書猿 Classic: between / beyond readers」管理人。正体不明。博覧強記の読書家。メルマガやブログなどで、ギリシャ哲学から集合論、現代文学からアマチュア科学者教則本、陽の当たらない古典から目も当てられない新刊までを紹介している。人を喰ったようなペンネームだが、「読書家、読書人を名乗る方々に遠く及ばない浅学の身」ゆえのネーミングとのこと。知性と謙虚さを兼ね備えた在野の賢人。著書に『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)。 谷古宇浩司 株式会社はてな 統括編集長/
「えっ! あの有馬局長が退任するんですか?」 3月も半ばを過ぎた頃、地元の関係者の知らせに、筆者は思わずそう聞き返した。 2017年11月末、2年後に南海電鉄・和歌山市駅前に新装開館が予定されている和歌山市民図書館の指定管理者に、全国でTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が選定された。そのときのキーマンとして筆者の記憶に深く刻まれたのが、当時、和歌山市産業まちづくり局長の有馬専至氏だったからだ。 市幹部とはいえ、いまどき60歳定年を目前にした退職は珍しくないことかもしれないが、和歌山市が「TSUTAYA図書館」を選択した際の重要人物の退職とあって、「CCCの関連会社に天下りするのではないか」「市長の方針についていけずに辞めたのではないか」などと、次々に疑念が湧いてきた。 同社が運営するツタヤ図書館では、これまで宮城県多賀城市や岡山県高梁市で開館した際に、指定
米軍基地の関係者向けにラジオ放送などを行うAFNの佐世保放送局の職員から、生きた英語を学ぶ「英語 de おまつりトーク」が4日、佐世保市宮地町の市立図書館であり、放送局職員4人と日本人8人が交流を深めた。 同図書館は、放送局職員による子ども向けの絵本の読み聞かせをかねて企画。今回は一般向けに本格的な会話体験に取り組んだ。 参加者は英語で自己紹介や趣味の話に挑戦。市内の実家に帰省中の長崎純心大1年、藤本しほりさん(18)は母親と一緒に体験し「大学で英語を勉強しているのでスキルアップになる」と喜び、同放送局のジョン・ハチンソンさん(21)は「地元の人と交流できてうれしい」と話した。 =2019/05/05付 西日本新聞朝刊=
本の朗読を録音したカセットテープやCDを無料で貸し出してきた神奈川県藤沢市朝日町のNPO法人「耳から聞く図書館」(通称・耳図書)が先月、47年の歴史を閉じた。草創期はまだカセットテープが珍しかった。それが朗読音声をインターネットでダウンロードする時代になった。「無事に使命を終えた」と理事長だった水野節彦(さだひこ)さん(78)は話す。 耳図書は1972年夏、水野さんの母ミツヱさん(故人)がつくった。目が見えない人は自宅を出にくい時代で、中途失明の人には点字が壁になっていた。 ミツヱさんは5周年記念誌に経緯をつづった。65歳、4人の子どもは独立した。「第二の人生はボランティアに」と決意する。女性市議と出会って持ち上がった話が「録音奉仕」だった。視力障害者の家を回って利用を呼びかけ、東京の日本点字図書館からオープンリールテープを借りて、カセットにダビングした。 自治体などに先駆けた試みに…
開かれて内部が見える「共読本棚」の前に集まる子ども司書。右奥は吉成信夫館長、左前は柴橋正直市長=岐阜市司町の岐阜市立中央図書館で 本を読み感じた気持ちを家族や友人と分かち合い読書習慣を深めてもらおうと、岐阜市立中央図書館(同市司町、吉成信夫館長)に「共読移動式本棚」が設置され、同館で活躍する「子ども司書」約20人や柴橋正直市長らが出席しお披露目会があった。【高橋龍介】 吉成館長は「1人で読む『孤読』と、感動を伝え合い語り合う『共読』。自分自身と向き合う内側と本を通じて人とつながる外側。内と外の総合こそコスモス(宇宙)であり、本がつくるコスモスをこのかたちで伝えたい」とあいさつした。 本棚は高さ1・8メートル、幅2メートルの木製の12面体。メッセージを交換できる黒板やポストがあり、キャスター付きで移動が容易。さらに3分割でき内部にも本棚などがある。本棚の一部は取り外しでき、市内の中学校などで
2019年5月1日、改装工事中だったサンシティ池田の3階が、リニューアルしました♪ 移転準備のため、五月丘にあった図書館が2月ごろから閉館していたので、5月1日の移転オープンは皆さん楽しみにされていたのではないでしょうか。 阪急池田駅から直結しているサンシティ池田。 雨の日も、濡れずに済むので、便利ですよね~。 以前の図書館は、五月丘にあり、老朽化が進んでいたので、サンシティ池田の3階に新たに図書館を移転し、オープンすることになったそうです。 蔵書数も、旧図書館とほぼ同等の約10万3000冊とのこと。 オシャレなロゴですよね~♪ 図書館には沢山の方がいらしていました。 新たな図書館は、以前の図書館と比べて開館日を拡大、月一回の整理日と年末年始を除いて、毎日開館するそうです。 開館時間も、平日・土曜日は午後8時まで延長されるので、仕事や学校帰りにも利用しやすくなりますよね~。 新しい図書館は
図書館を通じて俳句の普及を図るため、現代俳句協会と図書館流通センター(TRC)は、TRCが指定管理者として運営する全国15都府県の29図書館に「図書館俳句ポスト」を設置する。29館では4月から順次ポストの設置を進め、設置館をさらに増やしていくという。 利用者が投稿した作品をTRCが1カ月ごとに回収し、協会に設ける委員会が選句する。優秀作は各図書館や協会の機関誌「現代俳句」で発表する。図書館に備え付けの専用の投句用紙を使い、投稿は無料。自由題句と月ごとの課題に沿った課題句、どちらを投稿してもいいという。 東京都内で4月19日に記者会見したTRCの谷一文子(たにいち・あやこ)会長は「生涯にわたって学べる場所が図書館。『俳句ポスト』を通して皆さんに図書館を利用していただき、大いに俳句を楽しんでほしい」と述べた。 現俳協の中村和弘会長は「図書館利用者に俳句の愛好者はかなり多いと思うので、提携は大変
現庁舎の老朽化に伴いさいたま市が新たに建設していた大宮区役所と大宮図書館が5月7日、同市大宮区吉敷町1にオープンする。車椅子利用者に合わせた高さのカウンターを設置した他、図書館の開館時間を大幅に延長したのが特徴。清水勇人市長は「利便性が向上し、従来よりも利用層が広がると期待している」と述べた。同6日には市民向けの内覧会を予定している。 区役所と図書館が併設される新庁舎は、延べ床面積約2万3500平方メートル、地上6階、地下1階建て。現区役所の南約500メートルの市民会館おおみや隣接地にあり、JR大宮駅とさいたま新都心駅から徒歩約15分。大宮はかつて製糸業で栄えた歴史があることから、外観は絹糸をイメージしたデザインとし、建物内部には市民の憩いの場となる三つの吹き抜け空間を設けた。
19年3月の書籍雑誌推定販売金額は1521億円で、前年比6.4%減。 書籍は955億円で、同6.0%減。 雑誌は565億円で、同7.0%減。その内訳は月刊誌が476億円で、同6.2%減、週刊誌は89億円で、同11.3%減。 返品率は書籍が26.7%、雑誌は40.7%で、月刊誌は40.7%、週刊誌は40.8%。 4月27日から大型連休が始まり、当然のことながら、書籍雑誌の送品は減少するだろう。 4月、5月はそれがどのような数字となって跳ね返るか、書店売上にどのような影響を及ぼしていくのかが、問われることになろう。 1.『出版月報』(3月号)が特集「文庫本マーケット2018」を組んでいるので、その「文庫本マーケットの推移」を示す。 ■文庫マーケットの推移 年新刊点数推定販売部数推定販売金額返品率 点増減率万冊増減率億円増減率 19954,7392.6%26,847▲6.9%1,396▲4.0%
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