この週末は、勤め先の大学の学園祭だった。かつては大学自治の象徴として、学生たちの総会と投票によって開催を決定していた学園祭も、コロナ前くらいだったか、実行委員会が「総部」という大学公認の部活となり、ある意味ではシステマティックに、ある面では安定的に営まれるものになっている。 その学園祭には「模擬店」という仕組みがあり、応募して抽選に当選すれば、いろんな団体が出店できることになっている。今年は学生の希望もあってゼミとして初めて出店したのだけど、本当に色々と考えさせられた。 大前提として、模擬店を出店し、特に飲食物を提供しようとすると様々なコストや負担、ルールに制約されることになる。衛生面や安全面で保健所や消防署の指示に従うのは当然のこととして、ガスボンベやガス台、テントなどのレンタル費用が発生する。詳細な数字は控えるけれど、大学生の一ヶ月のアルバイト代よりはるかに多い金額だった。 もしかして