日経ビジネス電子版の創刊は、それまで運営してきた日経ビジネスオンラインと週刊誌『日経ビジネス』を一体化させる目的がありました。今回のリニューアルでは、これからさらに成長軌道に乗せるために編集部の体制も含め、コンテンツのあり方を見直さなければいけないと最初に考えました(原氏) コンテンツのあり方とは、特にスマホでの読まれ方だ。原氏は、雑誌コンテンツはPCでは読めるが、スマホだと記事が長すぎて相性が悪いと考えていた。日経BPの媒体のなかでも、日経ビジネス電子版はスマホからのアクセス比率が比較的高く、UXを含めて考える必要があった。コンテンツとデザインの議論では「箸の前にカレーが置いてある」という例えがあったという。 スマホで読む人に、長いコンテンツを提供するのは、箸の前にカレーを置くようなものです。箸に合う料理に変えていかなければ、いくら編集部が熱量高く記事を書いても顧客に届きません。スマホで