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ブックマーク / mikiki.tokyo.jp (22)

  • 2024年のプロテストソング――マックルモアから曽我部恵一、七尾旅人までパレスチナ・イスラエル戦争とガザ危機を歌う音楽家たち | Mikiki by TOWER RECORDS

    ガザ危機を目の当たりにして生まれた反戦歌 世界情勢が混沌としている。ロシアによるウクライナ侵攻の開始から2年以上が経ったが、解決の糸口は見いだせていない。さらに今、恐ろしいことに、新たな戦争が進行中であることは、誰もが知るところだろう。 2023年10月7日、ハマスがイスラエルに対しておこなった攻撃への報復として、イスラエルはガザ地区への空爆を開始した。このことに端を発するパレスチナとイスラエル間の戦争は激化の一途をたどり、停戦案は合意にほど遠く、特にイスラエルによる苛烈な攻撃に対しては〈虐殺だ〉〈民族浄化だ〉と非難の声が国際社会であがっている。ガザ地区の死者数は、2024年5月の時点で35,000人を超えた。 音楽の世界も、この戦争と無関係ではない。 〈Ceasefire Now(即時停戦を)〉〈Free Palestine(パレスチナを解放せよ)〉〈Stop The Genocide(

    2024年のプロテストソング――マックルモアから曽我部恵一、七尾旅人までパレスチナ・イスラエル戦争とガザ危機を歌う音楽家たち | Mikiki by TOWER RECORDS
  • BLANKEY JET CITY浅井健一、不良のリリシズム――ベンジーのヤバい歌詞3選を小説家・奥野紗世子が綴る | Mikiki by TOWER RECORDS

    BLANKEY JET CITYの全曲サブスク解禁と全オリジナルアルバムのアナログレコード再発が発表され、大きな話題になっている。浅井健一(ボーカル/ギター)、照井利幸(ベース)、中村達也(ドラムス)からなる伝説的なトリオは、もちろん演奏やロックサウンドこそが魅力だが、浅井による独特な歌詞世界に惹かれる者も多いはず。今回は、そんな浅井がブランキー時代に書いた歌詞に注目。小説家・奥野紗世子が3曲を選び、それぞれについて綴った。 *Mikiki編集部 やっぱり不良に憧れます。年々不良への憧れが強くなっています。もちろんTelegramで隠語を使って薬物のやり取りをしたりしないタイプの不良。 2024年にBLANKEY JET CITYを聴くことでしか得ることのできないものって、そういうもう失われつつある不良性、〈トッポさ〉(ググってください)みたいなもので……、なんか、身も蓋もなく言えば、映画

    BLANKEY JET CITY浅井健一、不良のリリシズム――ベンジーのヤバい歌詞3選を小説家・奥野紗世子が綴る | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 音楽っていいな――フェアーグラウンド・アトラクション(Fairground Attraction)奇跡の再結成 & 35年ぶりの来日公演をレポ | Mikiki by TOWER RECORDS

    1990年、突然の解散から34年の時を経て、奇跡の再結成と35年ぶりの来日公演をおこなった伝説のグループ、フェアーグラウンド・アトラクション。活動再開の地に選んだのは、バンドと特別な縁を持つここ日。世界中のファン垂涎の奇跡の瞬間を捉えた、2024年6月27日の東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO公演のオフィシャルライブレポートが届いた。 *Mikiki編集部 音楽っていいな、歳を重ねるのも悪くないことだなと心から思える、贈り物のような一夜だった。 人気絶頂にあった1990年、たった1枚のオリジナルアルバム『The First Of A Million Kisses』を残して突然解散してしまったフェアーグラウンド・アトラクション。その印象があまりにも鮮やかだったので、昨年12月、34年ぶりのリユニオンが伝えられたときには心底驚いた人も多かったはずだ(筆者もその1人)。実際、来日ツ

    音楽っていいな――フェアーグラウンド・アトラクション(Fairground Attraction)奇跡の再結成 & 35年ぶりの来日公演をレポ | Mikiki by TOWER RECORDS
  • Corneliusの千夜千曲――小山田圭吾が30周年ライブに向け厳選したロングプレイリストを語り尽くす | Mikiki by TOWER RECORDS

    Corneliusの新作『Ethereal Essence』は、Corneliusが近年発表してきたアンビエント色が強い作品を中心に再構築したアルバム、という位置づけだ。カップリング曲や展示への提供曲などが含まれる作品だが、作のために再編集や再レコーディングが施された曲が多数あり、雑然とした印象はもちろん皆無で、スムーズな一貫性をもったアルバムに仕上がっている。単なる〈仕事集〉に留まらず、新たな側面やモードが垣間見える、Corneliusのディスコグラフィの中でも類を見ない響きとたたずまいが実に美しい。 そんな『Ethereal Essence』のリリースとともに、活動開始から30周年を祝って、Corneliusは2024年5月から中国・ヨーロッパ・アメリカを回るワールドツアーを開催している。さらに日では7月7日(日)に東京ガーデンシアターで、13日(土)にロームシアター京都で30周年

    Corneliusの千夜千曲――小山田圭吾が30周年ライブに向け厳選したロングプレイリストを語り尽くす | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 音楽家・加藤和彦は知性の人か、感性の人か? 元サディスティック・ミカ・バンドの今井裕が語る | Mikiki by TOWER RECORDS

    加藤和彦という人は果たして、知性の人なのか、感性の人なのか? 今井裕が語る音楽家・加藤和彦 「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」、「音響ハウス Melody-Go-Round」などのドキュメンタリー作品を手掛けた相原裕美監督の作品、「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」をいち早く見せてもらった。以前から高橋幸宏の提案で、加藤和彦のドキュメンタリーを作っているらしい、ということは聞いていたが、60年代から加藤和彦の音楽作品の数々を聞いてきた人間にとって、あの多才な加藤和彦を映画にまとめるのは至難の業となるだろう、と危惧していた。しかし、完成した作品は、高橋幸宏を筆頭に、北山修、松山猛から、小原礼、高中正義、つのだ☆ひろなどのバンドメンバー、坂龍一、清水信之などのミュージシャン、クリス・トーマスや元マネージャー、レコード会社スタッフなど、各時代の関係者や友人たちの証言をもとに、

    音楽家・加藤和彦は知性の人か、感性の人か? 元サディスティック・ミカ・バンドの今井裕が語る | Mikiki by TOWER RECORDS
  • tofubeatsに聞くCDとJ-CLUBの時代――レンタル店、特殊パッケージ、自主盤、デモCD-R…… | Mikiki by TOWER RECORDS

    今、じわじわと再注目されつつあるCDという媒体。直撃世代のミュージシャン/ライターであるKotetsu ShoichiroがCDを掘り下げる連載〈CD再生委員会〉の第2回は、Kotetsuの音楽仲間でもあるtofubeatsさんへのインタビューです。 *Mikiki編集部 ★連載〈CD再生委員会〉の記事一覧はこちら CDみたいに傷ついて飛んだ記憶(shing02“殴雨”)……。CDについての連載を始めた所、第1回から各方面より様々なリアクションをいただいております。まるでいつの間にか忘れていた記憶の扉が開いたかのように……! さて今回は、新作EP『NOBODY』をリリースしたばかりのtofubeatsさんをゲストに迎えます! ワタクシと同じく90年生まれのCDど真ん中世代、CDというテーマに絞ったインタビューは珍しくもかなりマニアックな内容になると思います! 新作のテーマだという〈J-CL

    tofubeatsに聞くCDとJ-CLUBの時代――レンタル店、特殊パッケージ、自主盤、デモCD-R…… | Mikiki by TOWER RECORDS
  • メンフィスヒップホップはなぜ特殊か? 鈴木啓志のソウル研究書「メンフィス・アンリミテッド」から歴史や土地性を再考 | Mikiki by TOWER RECORDS

    におけるソウルミュージック研究の第一人者、鈴木啓志が10年ぶりに書き下ろした「メンフィス・アンリミテッド――暴かれる南部ソウルの真実」。米南部ディープソウルの中心、メンフィスソウルの奥深い世界を解き明かした一冊だ。そんな書について、音楽ブロガーのアボかどがヒップホップ視点で綴った。というのも、同地はヒップホップにおける重要な場所でもあるからだ。メンフィスソウルからメンフィスラップへ、音楽の豊かな系譜を追う。 *Mikiki編集部 優れた奏者が集まったメンフィスソウルの魅力 メンフィスという地の魅力は奥深い。メンフィスブルース、メンフィスソウル、メンフィスラップ……と、地名を冠した音楽をいくつも生み出したこの地は、アメリカ音楽史における最も重要な地と言えるだろう。現代のヒップホップにおいても、先日新たなミックステープ『Ehhthang Ehhthang』をリリースしたグロリラや、サン

    メンフィスヒップホップはなぜ特殊か? 鈴木啓志のソウル研究書「メンフィス・アンリミテッド」から歴史や土地性を再考 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • ビヨンセ基準の人生――タワレコ渋谷店サイン会に駆けつけたガチファンBEYONCE JPNが愛と感動を語り尽くす | Mikiki by TOWER RECORDS

    〈ビヨンセに会えた〉という人生最高の成功体験 ――ありがとうございます。改めて、今回はサイン会に行くことができて当によかったですね。 「行かれた方はみんな言っているんですけど、もういつ死んでもいいですね(笑)。私はビヨンセが好きで去年ライブを観に行ったことも同僚とかに話しているんですけど、サイン会の後で会社のお客さんと会った時にもビヨンセの話をされたんですよ。〈ビヨンセがサイン会をしたらしいですね。僕のも好きだからずっとその話をしていたんですけど、行かれましたか?〉って。〈あの時ね、仕事を仮病使って抜けたりとか、色々と予定を調整して行かれた方もいるみたいですね〉と言われて、〈……それはSNSで回ってきたやつですかね?〉〈そうですね。結構リツイート数も多かったです〉〈……それは私めでございます〉ってやりとりもありました(笑)。 今日のお昼に予定していたお客さんとの数億円の契約締結のアポイ

    ビヨンセ基準の人生――タワレコ渋谷店サイン会に駆けつけたガチファンBEYONCE JPNが愛と感動を語り尽くす | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 元ゆらゆら帝国のベーシスト亀川千代が54歳で死去 | Mikiki by TOWER RECORDS

    亀川千代が2024年4月7日に死去した。 亀川千代が亡くなったことは日4月9日、ギタリストの田畑満によって発表された。亀川の家族のコメントによると、以前から病気の療養中だったという。54歳だった。 悲しいお知らせです 亀川千代君が先日4月7日にお亡くなりになられました 亀ちゃん 一緒に音楽ができて当に嬉しかった 今まで当にありがとう また会おうね 御家族には静かに過ごしていただきたいので どうかご配慮をよろしくお願いいたします 田畑 満 pic.twitter.com/1YTiLcSMIo — Tabatamitsuru (@Tabatamitsuru) April 9, 2024 亀川は、69年生まれのベーシスト。リーダーの坂慎太郎らによって89年に結成されたバンド、ゆらゆら帝国に加入し、98年に同バンドでメジャーデビューを果たした。ゆらゆら帝国は、97年に加入したドラマーの柴田

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  • ビヨンセ基準の人生――タワレコ渋谷店サイン会に駆けつけたガチファンBEYONCE JPNが愛と感動を語り尽くす | Mikiki by TOWER RECORDS

    ビヨンセのサイン会……? 2024年3月29日、日のビヨンセファン、R&Bファン、音楽ファンはその現実感のない言葉に釘付けとなった。ビヨンセが新作アルバム『COWBOY CARTER』のリリース日、突如来日してタワーレコード渋谷店にてサイン会を行ったのだ。 サイン会ではビヨンセの真摯な対応も話題となったが、参加したファンがSNSで発信する姿にも注目が集まった。中でもX(旧Twitter)で大きなバズを巻き起こしたのが、仕事の予定を変更してサイン会に駆け付けたBEYONCE JPNさんだ。その当日の一連の投稿には、熱心なファンの興奮が詰まっていた。そこで今回はその喜びを分かち合うべく、BEYONCE JPNさんに取材を依頼。サイン会の様子やビヨンセの魅力を聞いた。 〈やったるで!〉なディーバマインドに共感 ――ビヨンセを好きになったきっかけはどういうものでしたか? 「ビヨンセをちゃんと認識

    ビヨンセ基準の人生――タワレコ渋谷店サイン会に駆けつけたガチファンBEYONCE JPNが愛と感動を語り尽くす | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】最終回 半世紀以上続く永遠のフレンドシップ | Mikiki by TOWER RECORDS

    はっぴいえんど。メンバーは細野晴臣、大滝詠一、松隆、鈴木茂の4人。説明するまでもなく、日語ロックの礎を築いた邦ポップミュージック史における最重要バンドだ。 そのはっぴいえんどが残した『はっぴいえんど』(70年、通称『ゆでめん』)、『風街ろまん』(71年)、『HAPPY END』(73年)というオリジナルアルバム3作が最新技術によって丹念にリマスターされ、CDでリイシューされた(レコードの日にはアナログ盤もリリースされた)。これを記念して2023年11月4日にタワーレコード渋谷店B1FのCUTUP STUDIOで開催されたのが、松と鈴木、司会の安田謙一(ロック漫筆)によるトークイベントである。Mikikiは、この特別な催しで語られたことを全4回に分けてお届けする。第3回に続く最終回は、4人の〈永遠のフレンドシップ〉について。 なお、好評につき早々に売り切れてしまった『はっぴいえんど』

    【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】最終回 半世紀以上続く永遠のフレンドシップ | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】第3回 嘘をつけなかった〈素灯り〉のバンドとその解散 | Mikiki by TOWER RECORDS

    はっぴいえんど。メンバーは細野晴臣、大滝詠一、松隆、鈴木茂の4人。説明するまでもなく、日語ロックの礎を築いた邦ポップミュージック史における最重要バンドだ。 そのはっぴいえんどが残した『はっぴいえんど』(70年、通称『ゆでめん』)、『風街ろまん』(71年)、『HAPPY END』(73年)というオリジナルアルバム3作が最新技術によって丹念にリマスターされ、CDでリイシューされた(レコードの日にはアナログ盤もリリースされた)。これを記念して2023年11月4日にタワーレコード渋谷店B1FのCUTUP STUDIOで開催されたのが、松と鈴木、司会の安田謙一(ロック漫筆)によるトークイベントである。Mikikiは、この特別な催しで語られたことを全4回に分けてお届けする。第2回に続く今回は、解散と『HAPPY END』の制作などについて。 なお、好評につき早々に売り切れてしまった『はっぴいえ

    【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】第3回 嘘をつけなかった〈素灯り〉のバンドとその解散 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • ミーガン・ザ・スタリオンVS.ニッキー・ミナージュのビーフ、何が起こっている? US女性ラッパー2人の頂上対決を解説 | Mikiki by TOWER RECORDS

    2024年1月26日にリリースされたミーガン・ザ・スタリオンの新曲“HISS”が話題になっている。大ヒット中かつ批評的に高い評価も得ているが、特に注目されているのが先輩ニッキー・ミナージュとのビーフだ。ニッキーがすぐさまアンサーソング“Big Foot”を29日にリリースしただけではなく、ファンダムの過激な行動が問題化、一大騒動に発展している。今、USヒップホップ界を牽引する女性ラッパー2人の間に何が起こっているのか? アメリカのポップカルチャーをウォッチしつづけている辰巳JUNKに解説してもらった。 *Mikiki編集部 気鋭ラッパーとヒップホップ女王が不仲になるまで 2024年2月、グラミー賞をよそに、アメリカ音楽ファンはラップビーフをめぐって大騒ぎになっていた。女性ラッパーのリード曲として初めて世界・全米両方のBillboardチャートで初登場首位を成し遂げたミーガン・ザ・スタリオ

    ミーガン・ザ・スタリオンVS.ニッキー・ミナージュのビーフ、何が起こっている? US女性ラッパー2人の頂上対決を解説 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】第2回 『風街ろまん』の秘話と〈売れないバンド〉ではなかった実情 | Mikiki by TOWER RECORDS

    はっぴいえんど。メンバーは細野晴臣、大滝詠一、松隆、鈴木茂の4人。説明するまでもなく、日語ロックの礎を築いた邦ポップミュージック史における最重要バンドだ。 そのはっぴいえんどが残した『はっぴいえんど』(70年、通称『ゆでめん』)、『風街ろまん』(71年)、『HAPPY END』(73年)というオリジナルアルバム3作が最新技術によって丹念にリマスターされ、CDでリイシューされた(レコードの日にはアナログ盤もリリースされた)。これを記念して2023年11月4日にタワーレコード渋谷店B1FのCUTUP STUDIOで開催されたのが、松と鈴木、司会の安田謙一(ロック漫筆)によるトークイベントである。Mikikiは、この特別な催しで語られたことを全4回に分けてお届けする。第1回に続く今回は、名盤『風街ろまん』にまつわる秘話が明かされた。 なお、好評につき早々に売り切れてしまった『はっぴいえん

    【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】第2回 『風街ろまん』の秘話と〈売れないバンド〉ではなかった実情 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 向井秀徳「俺は人の心を3.5ミリ揺り動かしたい」 ZAZEN BOYS、12年ぶりの新作『らんど』を語る | Mikiki by TOWER RECORDS

    俺は知ってる 全部全部知ってる――バンドを続け、向井秀徳が出した答えとは? 12年ぶりのニュー・アルバム『らんど』は、この男の生き様が凝縮された一枚だ!! MIYAの加入がすべての始まり ZAZEN BOYSの12年ぶりとなる新作『らんど』が遂に完成した。2017年に吉田一郎が脱退するも、翌年に385のMIYAを新メンバーに迎え、新体制での活動を開始。向井秀徳は2019年にNUMBER GIRLを再始動させていたが、並行してZAZEN BOYSとしてもライヴを重ね、磨き抜かれた13曲を収録したアルバムへと結実させた。 「NUMBER GIRLを再結成しようと思ったきっかけのひとつが、ZAZEN BOYSにMIYAが加入したことだったんです。MIYAが入って、新しい風が吹いたんですね。そこで私はすごく盛り上がりまして、この風に乗っかって、ババッと新作を作り、さらにはNUMBER GIRLを再

    向井秀徳「俺は人の心を3.5ミリ揺り動かしたい」 ZAZEN BOYS、12年ぶりの新作『らんど』を語る | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】第1回 日本語でロックをやるための教科書も参考書もなかった | Mikiki by TOWER RECORDS

    はっぴいえんど。メンバーは細野晴臣、大滝詠一、松隆、鈴木茂の4人。説明するまでもなく、日語ロックの礎を築いた邦ポップミュージック史における最重要バンドだ。 そのはっぴいえんどが残した『はっぴいえんど』(70年、通称『ゆでめん』)、『風街ろまん』(71年)、『HAPPY END』(73年)というオリジナルアルバム3作が最新技術によって丹念にリマスターされ、CDでリイシューされた(レコードの日にはアナログ盤もリリースされた)。これを記念して2023年11月4日にタワーレコード渋谷店B1FのCUTUP STUDIOで開催されたのが、松と鈴木、司会の安田謙一(ロック漫筆)によるトークイベントである。Mikikiは、この特別な催しで語られたことを全4回に分けてお届けする。 なお、好評につき早々に売り切れてしまった『はっぴいえんど』『風街ろまん』のアナログ盤だが、2024年1月下旬から再プレス

    【はっぴいえんどを松本隆と鈴木茂が語る】第1回 日本語でロックをやるための教科書も参考書もなかった | Mikiki by TOWER RECORDS
  • チバユウスケについて知っているいくつかの事柄――幾度となく本人に取材したライター長谷川誠がありのままを綴る | Mikiki by TOWER RECORDS

    2023年11月26日、チバユウスケがこの世を去った。今年4月、道がんと診断されたことを受け治療に専念するため休養を発表していたチバだが、最期は家族に見守られながら穏やかに息を引き取ったという。 Mikikiでは、長きにわたりチバユウスケに取材を行い、その姿を目にしてきたライターの長谷川誠にチバについてのテキストを寄稿してもらった。読む前に理解しておいてほしいが、これは追悼文ではない。その功績をたたえる記事でもない。あくまで1人の男から見たチバユウスケの姿、ただそれだけが記されている。ぜひ熟読してもらいたい。 *Mikiki編集部 チバユウスケとの出会い チバユウスケは愛をシャウトで表現できる、類まれなミュージシャンだった。なぜ愛を叫び声で表現するかというと、愛とは甘ったるいものでも、たやすく成立するものでもないからだ。自らのすべてを賭け、渾身の力を振り絞り、真摯に対峙することで、初めて

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  • SPANK HAPPYと“普通の恋”に人生を狂わされて――アーバンギャルドら7人が第二期(菊地成孔&岩澤瞳)サブスク解禁に寄せて綴る | Mikiki by TOWER RECORDS

    2023年12月6日、ほぼ廃盤状態だった第二期SPANK HAPPYのシングルとアルバム、および〈菊地成孔 feat. 岩澤瞳〉名義のシングル“普通の恋”が、ついにサブスク解禁された。第二期SPANK HAPPYとは99~2004年、菊地成孔と岩澤瞳の2人で活動した時期の通称で、その歌・詞・サウンド・ライブ・ビジュアル表現などはカルト的なファンやフォロワーを一部に生んだことで知られている。菊地いわく〈作り出した私の思惑を遥かに超えて、人々を狂わせ、磔にしたまま、永遠に古びない〉二期スパンクスの作品、そして存在それ自体。Mikikiは、そんな二期スパンクスと“普通の恋”に人生を狂わされてしまった音楽家や表現者からのコメントを集めた(掲載は五十音順)。 なお二期スパンクスの全曲をDJプレイするパーティー〈2期スパンクハッピー・レトロスペクティヴ〉が来年、2デイズにわたって開催されることが決定、

    SPANK HAPPYと“普通の恋”に人生を狂わされて――アーバンギャルドら7人が第二期(菊地成孔&岩澤瞳)サブスク解禁に寄せて綴る | Mikiki by TOWER RECORDS
  • Hana Hopeとは何者か? TOWA TEIらが賛辞を送るZ世代シンガーのデビューを機にその歩みを辿る | Mikiki

    歌は感情や想いの大切な出口 TOWA TEIやROTH BART BARON、am8らの作品にボーカリストとしてデビュー前から参加し、そのスモーキーでノスタルジックな歌声が話題となっていたHANA。これまでずっと謎のベールに包まれていた彼女が、ついにHana Hope名義でのファーストシングル『Sentiment / Your Song』でデビューを果たした。 音楽好きの家庭で育ち、物心がついたときにはすでに人前でよく歌を歌っていたというHana Hope。とりわけお気に入りだったのは、父親の車の中にあった『Songs For Japan』(2011年)。東日大震災の復興支援を目的としたこのチャリティーアルバムに収録された、ジャスティン・ビーバーやブルーノ・マーズなどの楽曲を全て暗記するほど聴き込んでいた。 先日、筆者が行ったオフィシャルインタビューで歌が好きな理由について尋ねると、ひと

    Hana Hopeとは何者か? TOWA TEIらが賛辞を送るZ世代シンガーのデビューを機にその歩みを辿る | Mikiki
  • Mr.Childrenはいかにしてモンスターバンドとなったのか?〈後編〉――『シフクノオト』~『SOUNDTRACKS』の10作品をレビュー | Mikiki by TOWER RECORDS

    Mr.Childrenが通算21作目のオリジナルアルバム『miss you』をリリースした。全て新曲で埋め尽くされた同アルバムは、デビュー30周年を経て、桜井和寿、田原健一、中川敬輔、鈴木英哉の4人の絆を感じさせるとともに、次なる航海へと挑むバンドの覚悟も刻まれた作品である。 〈国民的バンド〉〈モンスターバンド〉といった言葉で形容されるMr.Childrenは、どんな旅を経て『miss you』に辿り着いたのか。記事では『miss you』にいたるまでの道のりをオリジナルアルバムとともに辿っていく。前編に続く後編では、『シフクノオト』から『SOUNDTRACKS』までの10作品を紹介する。 *Mikiki編集部 『シフクノオト』(2004年) “Replay”がポッキーのCMソングだったり“CROSS ROAD”がドラマ「同窓会」の主題歌だったりと初期からタイアップが多く、そのため90年

    Mr.Childrenはいかにしてモンスターバンドとなったのか?〈後編〉――『シフクノオト』~『SOUNDTRACKS』の10作品をレビュー | Mikiki by TOWER RECORDS