これまでに学校でたくさんの先生に教わってきた。 年齢も様々、男の先生もいたし、女の先生もいた。 だけど、どんな先生だったかなと思い出そうとしても、ほとんどの先生はもう忘れてしまった。 ただ、記憶に残っている一人の先生だけは別だ。 中学2年生の時。 担任だった先生が何かの事情でこれなくなった代わりに、臨時で若い新米の先生が赴任してきた。 身長は低めだったけど、ラグビーをやっていたというどっしりとした身体から発する声はとにかく大きく響いた。 その先生の容姿や声音、一挙手一投足は、厚みをもった記憶として今でも覚えている。 僕にないたくさんのものを持っていたからだったのかもなと、なんでその先生のことを好きだったんだろうと考えていたときに、それが浮かんできた。 まっすぐで分かりやすい喜怒哀楽。 大きなよく通る声。 荒れてた学校の中で誰よりも熱く、真剣に生徒と向き合っていた。 「おい、ふざけんなって、
![大きな声の先生がいた教室 - suzu@kick diary](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0c8213e6222b4a120ec63aa75f97949229163f8d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fs%2Fsuzukiyuta3104%2F20181107%2F20181107175726.jpg)