公立学校の教職員に対し、入学式や卒業式で君が代を起立斉唱することを条例で義務づけている大阪府の教育委員会が、府立のすべての学校に教職員が実際に斉唱しているかを口元を見て確認するよう求める通知を送っていたことが分かりました。 この通知は、一部の公立高校で秋の卒業式が行われるのを前に、今月4日、大阪府教育委員会が府立のすべての高校と特別支援学校の合わせて169校に送りました。 通知では、入学式や卒業式などの式典で教職員が君が代を起立斉唱するよう、校長などが職務命令を出すことを促しています。 そのうえで、教頭や事務長が、これまでどおり起立していることを確認するのに加え、実際に斉唱しているかを口元を見て確認し、従わなかった教職員の名前を報告するよう求めています。 大阪府では、おととし6月、公立学校の教職員に対し、式典での君が代の起立斉唱を義務づける全国で初めての条例が施行され、これに従わなかったと