昨今よく目にする「これって、トリビアになりませんか?」というフレーズ。長いので、以下「これトリ」と略そう。この「これトリ」がもともとはテレビ番組『トリビアの泉』のワンコーナー、「トリビアの種」における決まり文句から来ているということは、改めて言うまでもないことだろう。しかし、「これトリ」について特筆すべきは、ネットでの使用例の多くが誤用だということである。 本来の用法 もともとこのフレーズがどのようなときに使われていたか、確かめておこう。「トリビアの種」は、投稿に頼っていたトリビアのネタ切れを防ぐため、実験によって新たなトリビアを作り出す、という趣旨のコーナーであった。公式サイトには、以下のような説明がある。 ※「トリビアの種」 このコーナーは、世間ではバカバカしくてやっていないような素朴な疑問を、実際やったらどうなるか番組スタッフが検証し、番組発のトリビア(ムダな知識)を生みだそうという