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ブックマーク / science.srad.jp (36)

  • 宇宙誕生当初の光の速度が今より早かったことを検証するための予測が発表される | スラド サイエンス

    光の速度は常に一定とされているが、遠い昔はこの光の速度は今よりももっと早かったのではないかという説が出ているという(マイナビニュース、論文)。 真空中の光の速度は毎秒約299,792,458メートルとされているが、宇宙誕生時から今までもし光の速度が一定だったとすると、宇宙の地平線問題など矛盾が生じる問題があるという。そのため、以前より光の速度は変化しているのではないかという複数の説も提唱されていた。これについてImperial College Londonの研究者らが、この理論の正しさを検証するための予測を発表したという(Imperial College Londonの発表)。 発表された予測は、初期宇宙の光速度が現在よりも速かった場合、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)のスペクトル指数が厳密に「0.96478」という値をとるというもの。 CMBはビッグバンによって宇宙が誕生してから約40万

    宇宙誕生当初の光の速度が今より早かったことを検証するための予測が発表される | スラド サイエンス
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    trini 2016/12/02
  • 火星着陸実証機「スキアパレッリ」の激突の原因はソフトウェアの欠陥か | スラド サイエンス

    10月19日に欧州宇宙機関(ESA)の着陸実証機「Schiaparelli(スキアパレッリ)」が着陸に失敗、火星の表面に激突した(過去記事)。現在は原因把握が優先事項となっており、現在送られてきたデータを元に暫定的な分析を行っているのだが、トラブルの原因はソフトウェアの欠陥にあった可能性が高いようだ(Nature、Slashdot)。 着陸船は機体の制動およびパラシュート展開といった操縦には成功していたようだ。しかし、途中で着陸船の熱シールドとパラシュートが切り離されてしまい墜落したという状況だった。これは、スキアパレッリのコンピュータが降下中にもかかわらず地面に到着したと判断、バラシュートなどを切り離したのではないかと考えられている。また減速用のスラスターは30秒噴射するはずだったが、データではわずか3秒間しか噴射していなかった。これもコンピューターが地面に到着した判断して停止させたもの

    火星着陸実証機「スキアパレッリ」の激突の原因はソフトウェアの欠陥か | スラド サイエンス
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    trini 2016/11/05
  • 熱エンジンについて、「効率を上げると出力が下がる」ことが証明される | スラド サイエンス

    慶應義塾大学理工学部の齊藤圭司准教授らが熱エンジンについて、「効率を上げると出力が下がる」ことを証明したそうだ(慶應大学の発表、PHYSICAL REVIEW LETTERS掲載論文)。 熱エンジンは、熱を動力などの別のエネルギーに変換するシステム。受け取った熱のうちどれだけを変換できるかは「効率」、単位時間当たりにどれだけのエネルギーを出力できるかは「仕事率」と呼ばれるが、今回の研究成果では効率を高めようとすると仕事率が低下することを示す関係式を導出できたという。これにより、効率を高めるほど単位時間当たりに得られる最大出力は低下するということが示されたという。 熱力学においてはいくつかの法則が発見されているが、今回の成果はそれに加わる新たな法則となる可能性があるという。

    熱エンジンについて、「効率を上げると出力が下がる」ことが証明される | スラド サイエンス
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    trini 2016/11/02
  • 頭が2つあるサメが発見される | スラド サイエンス

    地中海で「頭が二つあるサメ」が発見された(ナショナルジオグラフィック)。 発見されたのは「アトランティック・ソーテール・キャットシャーク」という種の固体。ただし発見されたのは成体ではなく、胚段階のもの。心臓血管系の研究のために797個の胚を収集したところ発見されたそうだ。それぞれの頭部には口、両眼、脳、片側5つのえら穴が1組ずつ備わっていたという。 こうした固体が生き延びることは少なく、また生まれた後に外界にでたとしても目立つためすぐに捕されてしまうため、実際に双頭のサメが外を泳ぐ姿を見られる可能性はほぼないようだ。

    頭が2つあるサメが発見される | スラド サイエンス
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    trini 2016/11/01
  • SpaceXのFalcon 9ロケット、ドローン船上への着陸・回収に2回連続で成功 | スラド サイエンス

    SpaceXは6日、スカパーJSATの通信衛星「JCSAT-14」を搭載したFalcon 9ロケットの打ち上げを米国・フロリダ州のケープカナベラル空軍基地で実施した。JCSAT-14の静止トランスファー軌道への投入は成功し、Falcon 9ロケット第1段のドローン船上への着陸・回収にも2回連続で成功している(SpaceXのニュース記事、 スカパーJSATのニュースリリース: PDF、 The Vergeの記事、 Ars Technicaの記事[1]、 [2])。 Falcon 9ロケットは4月にドローン船上への着陸・回収に初めて成功したが、国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッションだった前回と比較し、重い通信衛星を静止トランスファー軌道に投入する今回の打ち上げでは着陸・回収の難易度が高いとみられていた。大気圏再突入時の速度は前回が秒速1kmだったのに対し、今回は秒速2kmだったという

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    trini 2016/05/08
  • カラスの知能は霊長類レベル | スラド サイエンス

    スウェーデン・ルンド大学の研究グループが「シリンダー・タスク」と呼ばれるテストを実施したところ、ワタリガラス(オオガラス)の点数はチンパンジーと同じであったという(WIRED)。 なお、ワタリガラスの知能はカラスの中でも最高だそうだ。 ワタリガラスの脳のサイズはチンパンジーの26分の1と小さいものの鳥類の中では大きく、鳥類の中では脳のサイズが成績に影響を与えることが分かったという。さらにワタリガラスは「自分が監視されている」ことを認識できるという。

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    trini 2016/05/07
  • ホーキング博士曰く、ブラックホールは別の宇宙への入り口である可能性がある | スラド サイエンス

    スティーブン・ホーキング博士はハーバード大学で開催された講演で、ブラックホールが平行宇宙への入り口である可能性に言及した(ScienceWorld Report、Slashdot)。 長年にわたりブラックホールは電荷、角運動量と質量を保存する以外は、吸収した星についての情報を保持しないと推測されていた。しかし量子力学により、ブラックホールは、特定の波長を有する粒子によって形成が可能であることが判明。現在はブラックホールには外部からは観察できない多くの情報が含まれていると考えられるようになった。これはブラックホールの性質についての「ブラックホール情報パラドックス」として知られている。 ホーキング博士は「200年以上かけて築いてきた科学の決定論を信じている。それは科学の法則は宇宙の進化を決定することである。情報がブラックホール内で失われた場合、私たちは未来を予測することはできません」と語った。

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    trini 2016/04/28
  • 電波望遠鏡が検知した謎の信号、正体は電子レンジからの電波だった | スラド サイエンス

    オーストラリア・パークス天文台の電波望遠鏡が謎の電波を検知していたそうだ。この「強力なバースト信号」の正体は当初不明で、深宇宙から来たものではないかと思われていたという。しかし、その正体は電子レンジに由来するものだったという(FUTURUS、National Geographics)。 この電波は1990年代から記録されており、当初は球電光もしくは飛行機、電波望遠鏡のどこかの部品から発せられるものではないかと思われていた。しかし調査を進めた結果、これらは同時に複数の地点から発せられている可能性が分かり、その発生源は地球近くのどこかである、ということまでは突き止められていたものの、長らくそれがどこから来ているのかは分からなかったという。 その後研究者らがこの電波の発生源を見つけるためにリアルタイム電波干渉モニタを設置したところ、1月に3つの信号を検知し、その結果「電子レンジがタイマーによって

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    trini 2015/04/25
  • 人間の脳とスーパーコンピュータを比較すると | スラド サイエンス

    人間の脳と同じくらいの性能を持つコンピュータはいつできるのか、というのは割と話題になる。しかし、今のコンピュータが人間の脳に換算してどれくらいの性能を持つか、ということは案外知られてない気がする。英『The Telegraph』がその辺を実際に検証してみたようだ(LifeHacker)。 世界で4番目にパワフルな日製スーパーコンピュータ「京」を使って17.3億のニューロンからなるネットワークの構築を試みるというシミュレーション調査をしてみたところ、人間の脳が1秒間に行う活動のわずか1パーセントをシミュレートするのに、40分もの時間を要したとのこと。コンピュータは人間の脳にはまだまだ及ばないようだ。 なお、1秒あたり1000兆回の浮動小数点演算を実行することができると人間の脳と同じくらいの性能を持つという試算があるらしい。インテルは2018年までにこのスペックを実現したいとしているが、一部

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    trini 2014/01/22
    単純に暗算の比較やなくて、眼球のド変態リアルタイム画像処理とか、立って歩いての常にのバランス感覚を保つ演算性能とか、スパコンとは違うんやろね
  • 異なる3つの業者に依頼したDNA検査、その結果は業者ごとに異なるものに | スラド サイエンス

    米国ではDNAを調査してその人の体質や病気のかかりやすさなどを調査するというサービスが登場しているが、New York Timesにて、複数の異なるDNA検査業者に調査を依頼してその結果を比較する、というレポートが掲載されている(GIGAZINEの記事)。 このレポートでは、「23andMe」および「Genetic Testing Laboratories(GTL)」、「Pathway Genomics」の3社に遺伝し調査を依頼したとのこと。料金はそれぞれ99ドル、285ドル、399ドルと異なるが、その結果も3社で異なるものになったという。 例えば、23andMeのレポートには「乾癬やリウマチ性関節炎にかかるリスクが大きい」とあったにも関わらず、GTLのレポートでは「これらのリスクは非常に少ない」とされていたそうだ。遺伝子診断はまだ出てきてから日が浅く、また診断に使うDNAもほんの一部分で

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    trini 2014/01/09
  • 米国人の3割以上が「人類は進化しておらず、出現当時から現在の姿」だと考えている | スラド サイエンス

    Pew Research Centerの調査によると、米国人の33%が「人類やその他の生物は最初から現在の形をしており、進化はしていない」と考えているそうだ(調査結果、Reuters、slashdot)。 60%は人類が進化していると考えているものの、全体の24%は神などの超越した存在が進化に導いたと考えており、自然淘汰による進化と考える人は全体の32%にとどまる。2009年の調査では進化を否定する人が31%、進化を認める人が61%で、神が進化を導いたと考える人が22%、自然淘汰による進化と考える人が32%だった(2009年の調査結果 — Section 5、過去記事)。 今回も全体の比率は同様だが、支持政党別の格差は広がっているようだ。2009年の調査で進化を否定した共和党支持層は39%だが、今回の調査では48%に増加。一方、民主党支持層で進化を否定したのは2009年が30%、今回が27

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    trini 2014/01/04
  • アメリカ最大のクレーターで「世界最古の海水」が見つかる | スラド サイエンス

    アメリカ最大のクレーターで行われた掘削調査により、1億~1億4500万年前という世界最古の海水が発見されたそうだ。このアメリカ東部のチェサピーク湾にある巨大クレーターは約3500万年前に、バージニア州チャールズ岬沖の湾の入り口付近に巨大な岩か氷の塊が衝突してできたものと推測されている(ナショナルジオグラフィックニュース)。 アメリカ地質調査所(USGS)の水質学者、ウォード・サンフォード氏によれば、「衝突が起きるはるか前から、海水は堆積物の中に閉じ込められていた。衝突によって堆積物が大きく撹拌され、そのおかげで水が当時の状態のまま保存される結果となったようだ」とのこと。またマイアミ大学の海洋地質学者、ピーター・スワート氏は、クレーターの底の海水は当時の塩分濃度を数千万年の間保ち続けており、長い年月を経ても変化することはなかったとしている。

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    trini 2013/12/03
  • 夜更かしは免疫システムにも悪影響 | スラド サイエンス

    夜遅くまでの仕事やシフト勤務、時差ぼけが身体によくない理由がまた一つ見つかったそうだ。テキサス大学サウスウエスタン医学センターの研究チームが体内時計の狂いが免疫システムの狂いを生むことを明らかにしたという(ScienceNow)。 このチームは免疫細胞の発達に関わるタンパク質NFIL3とT細胞サブセットであるTh17細胞との関係を研究していたとのこと。Th17細胞は炎症状態を引き起こす細胞であり、通常レベルでは我々を細菌感染や真菌感染から守ってくれるが増えすぎると炎症系の疾患を引き起こしてしまう。研究ではNFIL3レベルを上げるとT細胞のTh17細胞への変化を防ぐことができると突き止めたとのことで、NFIL3がTh17細胞を制御していることが明らかになった。 さらに研究チームは体内時計に関連する遺伝子とNFIL3を発現するNfil3遺伝子が密に関わっていることも突き止めたとのこと。体内時計

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    trini 2013/11/27
  • 職場うつ病の原因は過労ではなく上司 | スラド サイエンス

    これまで職場でのうつ病にはプレッシャーや仕事量が関係していると考えられていたが、ノルウェーのオルフス大学の臨床医学学科による研究の結果、職場うつ病の原因は「嫌な上司」や「平等でない職場環境」にあることが示されたという(GIGAZINEの記事)。 この研究は、病院や学校などさまざまな機関で働く公務員約4500人を対象に行われたもの。うつ病と診断された対象者に個人面談を行ったところ、多くの人が「職場で上司から不平等な扱いを受けている」と感じていたという。さらにこうした患者は、不平等に多くの仕事を与えられていることが原因であるにも関わらず、仕事量が多いから精神的に苦しんでいると感じる傾向があるという。 この結果を受け、研究チームのGrynderup博士は「透明性のある組織の仕組みをベースにした、労働者を対等に扱うマネジメントが職場うつ病を減らす上で重要になってくる」と述べている。

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    trini 2013/11/02
  • 真の白色LEDがあと1年で登場か | スラド サイエンス

    米ユタ大学の研究チームが、ポリマー半導体の発光色を調整する方法を発見し、物の白色光を発する有機発光ダイオード(OLED)の実現を目指しているそうだ( EEE Times Japanの記事)。 現在の白色LEDは実際に白色光を発しているのではなく、各色のLEDの光の組み合わせなどにより白色光を作り出している。同研究チームが発見したのは、有機半導体のポリマー結合に挿入するプラチナ原子の間隔を変えることで発光色を調整できるというもの。プラチナ原子を異なる間隔で挿入したポリマーをまとめることで、1つの材料から白色光を作り出すことを目標にしており、材料を完成させて実際にOLEDを作るまでには約1年かかるという。このポリマーは蛍光を発するだけでなく、リン光も発するために従来のLEDと比べてエネルギー効率を大幅に高められるということだ。

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    trini 2013/09/23
  • 頭に鳴り続けるメロディーを消す方法 | スラド サイエンス

    テレビなどでたまたま耳にした流行の歌がその後も脳内でループし続ける現象は誰しもが経験したことがあるだろう。イヤーワームとも呼ばれるこの現象を消し去る方法があるそうだ (Telegraph.co.uk の記事、家 /. 記事より) 。 ウエスタン・ワシントン大学の心理学者 Ira Hyman 博士によると、最も有効なのはアナグラムを解くことだそうだ。歩行や運転など意識せずに行えるものは認知機能をさほど活用しないため作業記憶に音楽が入り込む余地が大いにあるが、アナグラムを解くことで認知機能が使われ作業記憶から音楽を追い出すことができるとのこと。ここで重要なのが丁度良い難易度の問題を解くことであり、簡単すぎても難しすぎても音楽がまた鳴り始める隙が生まれてしまうとのこと。数独パズルも効果がみられたが難しすぎると効果が薄く、アナグラムの効果には及ばなかったという。 ちなみに耳に残るのは鼻歌で歌いや

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    trini 2013/03/29
  • 深部地球探査船「ちきゅう」がメタンハイドレートの試掘に成功 | スラド サイエンス

    深部地球探査船「ちきゅう」が愛知県/三重県沖海底からのメタンハイドレートの試掘(分解したガスの採取)に成功したそうです(NHKニュース、東京新聞、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構のニュースリリース)。 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)等は陸上での産出試験をカナダでおこなっていましたが、海底からのメタンハイドレート由来のガス採取は世界初です。日近海の海底に眠るメタンハイドレートの現実的な採掘可能量はそれだけで国内の需要を満たすほどとは思えませんし、そう簡単に採算ベースに乗る商業的開発が出来るとも思いませんが、将来的には非常に意義ある結果だと思います。 なお、ガス採取はメタンハイドレート層から水(海水?)をポンプで汲み上げることによってメタンハイドレートを分解する減圧法を用いたそうです(採掘に大きなエネルギーを必要とする温水の加圧注入などはおこなっていない)。 なお

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    trini 2013/03/12
  • NASA の惑星間インターネットを実現するDTN | スラド サイエンス

    NASA が開発を進めてきた「惑星間インターネット」。先月には国際宇宙ステーション上のノートパソコンから、ドイツの欧州宇宙運用センターにあるレゴのロボットを制御するというデモが行われた。軌道上の宇宙船から隔惑星の表面上に降下させたロボット探査車を制御するというシナリオをシミュレートすることが目的だったとのこと (AnewDomain の記事、ITProProtal.com の記事、家 /. 記事より) 。 惑星間インターネットでは、Vint Cerf 氏と JPL (ジェット推進研究所) が開発したDTN (Delay Tolerant Network) とBundle Protocol (BP) を使っている。TCP/IP との差は、宇宙空間のような伝送遅延や伝送失敗、通信切断が多発するような劣悪な通信環境でもエンドツーエンドの情報伝達を可能にするものらしい (通信ソサイエティマガジン

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    trini 2012/11/15
  • ワープ航法の実現可能性は意外に高い? | スラド サイエンス

    9月14日に行われた恒星間宇宙飛行の課題を議論するイベント「100 Year Starship Symposium」で、NASA・ジョンソン宇宙センターに所属するHarold Sonny White氏が、「これまでワープ航法は不可能という前提だったが、その不可能から少し希望が持てるレベルにまで変化しそうだ」と述べたそうだ(DiscoveryNews、Gigazinewikipediaのワープの項目、家/.)。 ワープ航法については、1994年にメキシコの物理学者Miguel Alcubierreがスタートレックのワープ航法をヒントにして考案した「Alcubierre drive」が理論的に実現可能性のあるものとして知られている。この航法は、超巨大なリング型装置の中央に楕円形の宇宙船を配置。宇宙船の前方の空間を収縮、後方の空間を膨張させる時空を生み出し、宇宙船は平坦な時空の泡の中にいるこ

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    trini 2012/09/21
  • 過去最長143kmでの量子テレポーテーション実験に成功、衛星通信も視野に | スラド サイエンス

    Waterloo大学などの国際研究チームが、大西洋上のラ・パルマ島とテネリフェ島、カナリア諸島の間で行われた実験で、光子を使った量子テレポーテーションでは過去最高となる143kmの距離での観測に成功したと発表した。143kmは地表から衛星軌道との間の最短距離である近地点高度と同等。このため、143kmでの実験成功は、量子テレポーテーションを使った通信技術を実現する上で重要なマイルストーンと考えられていたという(ScienceDaily、/.J過去記事、家/.)。 研究チームの一人であるhomas Jennewein教授は、「今回の成果は地上局と周回衛星間の量子テレポーテーションの可能性に繋がる」としている。なお、今回の実験のためJennewein教授は、光子転送の同期が行われたことを観測するためのアルゴリズムを新たに開発したそうだ。衛星ベースの量子通信ネットワークの開発を行うには、10億

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    trini 2012/09/11