世界遺産に登録されている大津市の比叡山延暦寺で、40歳の僧侶がほかの僧侶や修行僧3人に暴力を振るい、このうち1人に鼓膜を破るけがをさせていたことが分かりました。延暦寺は「信頼の回復に努めたい」と話しています。 暴力を振るった僧侶は、業務の連絡に来た修行僧の態度に腹が立ったと話しているほか、ほかの僧侶とは仕事を巡って言い争いがあったということで、「申し訳ないことをしました。二度としません」などと話しているということです。 延暦寺はことし4月、内部の規定に基づいてこの僧侶を厳重注意の処分としたうえで対策委員会を設け、再発防止策を検討するとしています。 延暦寺は「暴力は許されるものではなく、深くおわびします。このたびのことを謙虚に受け止めて、信頼の回復に努めます」と話しています。
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