長くアプリケーションをメンテナンスしているうちに、データベースを別の環境に移行する機会もあるかと思います。私が経験したPostgreSQLからMySQLへの移行における手順を示しておきます。 このシステムは下記のような特徴を持っているため、かなり簡単な部類に入るかと思います。 データをバッチで突っ込む以外に更新は無い TRIGGERは使わない VIEWは使わない それらしい機能は全然使わない 機能も大したこと無い、それゆえに制限も無いということで、データベース・エンジンはMyISAMにしました。テーブルの関連付けは移行しないということです。関連付けも移行する場合はまた別途手順が必要になるでしょう。 PostgreSQLのデータをエクスポートする PostgreSQLの付属のプログラムpg_dumpを使います。ここでは、ダンプするデータベースの名前をdb1としておきます。この時、後の作業のた
※このエントリはMySQL Casual Advent Calendar 2015の5日目のエントリです。 openark-kit というものについて ここまで読んでわかった方は、この先を読む必要はありません。 openark-kitとは、mysqlの運用に便利なツールキットを14個あつめたソフトウェアパッケージです。 Shlomi Noachという方がPythonで開発しており、少なくとも2009年に発表されているようです。 2015-12-05時点での最新版は196.1となっており、.tar.gz および .deb で配布されております。 このエントリを書いた背景事情 そもそも僕自身、50を超えるクラスタ化されたmysqlノードと一緒に業務生活を送っております。 ところが、システムが非常に古くさい構成のため、合計レコード数が2億から3億程度ある垂直分割されたテーブルに対しALTERを投
今回は、まだ全然底が見えていないAuroraのガチンコ検証となります。公式資料に、発表当初の簡単な検証数値もありますが、自分でやらないと理解できない部分が多くあるためです。 既にAuroraにするだけで従来より速くなる説は有力ですが、なぜ速くなるのか、どのような点に注意を払って運用すべきなのか、といったことを理解するために、より局所的な検証をいくつか行って考察していきたいと思います。 目次 楽しい検証になって長くなりましたので、目次を置いておきます。 はじめに クエリのレスポンスタイム クエリキャッシュ CPU利用率とIOPSの性質 データ容量とストレージ性能の関係 インスタンスタイプとストレージ性能の関係 運用面の色々 何がボトルネックになるか はじめに いくつか前提的なものを。 ベンチマークは全て、sysbench を使ってテストデータ作成・ランダム参照/更新クエリを実行しています デ
2015/08/22 YAPC::Asia Tokyo 2015 Lightning Talk 2016/01/13 update about default_password_lifetime will be 0Read less
技術部の小野(taiki45)です。クックパッドではこれまで様々なデータベースの負荷対策を行ってきましたが、シャーディングは行われていませんでした。しかし先日クックパッドの認可サーバーが利用している MySQL サーバーの負荷分散のためにクックパッドで初めてのシャーディングを行ったので、Rails アプリケーションでのシャーディングの事例のひとつとしてその際の手法をご紹介したいとおもいます。 構成 Before データベースは1マスター、1ホットスタンバイ、バッチ用の1リードレプリカで構成されています。Read オペレーションのほとんどはキャッシュ層に逃しています。 After データベースの各ロールにつきそれぞれ1台ずつマシンが増えています。 シャーディングが必要になった背景 認可サーバーのアクセストークンの作成・削除時の Write オペレーションが急増し、レコード数自体も急増していて
MySQL 5.7.4で導入されたdefault_password_lifetimeがじわじわくる(MySQL 5.7.11でFIX!!) 【2016/01/13 10:12】 MySQL 5.7.11でdefault_password_lifetimeのデフォルトは0に変更になりました! それ以降のバージョンであればこの記事の内容は気にする必要はありません。 日々の覚書: MySQL 5.7.11でdefault_password_lifetimeのデフォルトが0になるらしい! TL;DR default_password_lifetime= 0 を秘伝のmy.cnfに入れておくつもり。 MySQL :: MySQL 5.7 Reference Manual :: 5.1.4 Server System Variables パラメーターの意味は読んで字のごとく、「最後にパスワードが更新さ
ゼロスタートの@zakiさんを中心に企画、運営されているチューニンガソンというイベントがあります。指定された環境を用いてOSやサーバ周りのチューニングを行い、性能を競うというものです。2013年1月に行われた第5回ではMySQLがテーマだったということで、本日はこれの復習をしていこうと思います。 【レポート】いろいろチューニングしてパフォーマンスを競うバトルイベント!「Tuningathon」第5弾! #tuningathon : ゼロスタートの広報ブログ 2013年最初のチューニンガソンはMySQL!――第5弾! いろいろチューニングしてパフォーマンスを競うバトルイベント「チューニンガソン」レポート:レポート|gihyo.jp … 技術評論社 Tuningathon#5 - Togetter しばらく真面目にチューニングしていたのですが思いのほか難しかったので、今回はちょっとズルをして優
RailsがMySQLのcollationをサーバー側のデフォルトのutf8_general_ciからutf8_unicode_ciにわざわざ変えてるのどうせ大した理由じゃないだろと思って掘ってみたらやっぱり大した理由じゃなかった… https://t.co/6NeetGhTF0— Ryuta Kamizono (@kamipo) April 18, 2014 Railsでcollationとしてutf8_unicode_ci(RailsのDEFAULT_COLLATION)が採用されるのはcharsetが未指定もしくはutf8(RailsのDEFAULT_CHARSET)のときだけで、utf8mb4にすることとかは全く考慮されてない。— Ryuta Kamizono (@kamipo) April 19, 2014 @frsyuki MySQLのcharset utf8のときのデフォルト
何度もやってるのだけど毎回ややはまるのでメモ。 my.cnf [mysqld] default-character-set = utf8 default-table-type = InnoDB innodb_data_home_dir = /var/lib/mysql/ innodb_data_file_path = ibdata1:101M:autoextend:max:1990M innodb_file_per_table*1 デフォルトDBの追加 # mysql_install_db --datadir=/var/lib/mysql/ --user=mysql以上。 *1:個人的には、open_files_limit=2048 と max_allowed_packet=64MB も必須
メリークリスマス!!やあ、良い子のみんな!!サンタクロース・・・ではなく、ヒゲモジャギークからのクリスマスプレゼントだよ!! というわけで、MySQL Casual Advent Calendarの25日目である。今朝Advent Calendarを覗いてみると、本日分のエントリーが無かったので、急遽書くことにした。Advent Calendar最後の日、クリスマスを飾る記事のテーマはGTIDだ。 前回の投稿では、MySQL 5.6の目玉機能として、レプリケーションがクラッシュセーフになったことを挙げた。レプリケーションまわりで言えば、もうひとつ外せない目玉機能がある。それがGTID(Global Transaction ID)である。 GTIDは良くも悪くもレプリケーションの運用を変化させる。GTIDを使うことによって得られる最大のメリットは、CHANGE MASTER TOでバイナリロ
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