日経新聞の四半期決算シーズンには、決算欄に「決算トーク」という社長やIR責任者の声が掲載されます。その中に、あめ菓子市場のトップメーカー・カンロの声が取り上げられていました。 「キャンディー市場はまさに戦争のような状態」と厳しい表情なのは、カンロの武井実副社長。スーパーやコンビニエンスストアの売り場はグミやガムも含めて競合商品がひしめく激戦地。こうした中、利益率の良いのどあめやグミの苦戦で14年12月期は3億5000万円の赤字と、上場来初の営業赤字になる見通しだ。(20014年8月8日付 日経新聞朝刊) 普段あまり飴を購入しないのであまりよく知りませんでしたが、調べてみるとカンロは、あめ菓子市場のトップメーカー。恐らくシェアトップだと思います。そのリーディング企業が営業赤字なのだから、それだけあめ菓子市場の競争環境は大変厳しいのです。 改めて決算短信(PDF)を見ると、営業赤字に陥ったのは