放射線と除染テーマ 22日から全国教員、本県で研修 全国の中学、高校理科教員を対象に、放射線と除染に関する学習をテーマにした初の合宿研修が22日から、県内などで行われる。23日まで福島市、飯舘村、南相馬市を訪れ、県内関係者との交流や研究発表の受講、除染現場の見学など実践的な内容に取り組む。健康への不安、風評被害など、放射線をめぐる社会問題について、教員の科学的な理解を深めるのが狙いだ。 学習指導要領に中学理科での「放射線」の学習が盛り込まれ、本年度から本格実施されているのを背景に、独立行政法人科学技術振興機構(JST)が主催。埼玉大が実施する。参加者は県内の教員を含め25人。運営に当たる埼玉大の教員、学生らスタッフ約30人が同行する。 初日は福島市で福島高、明健中の実践例の発表と交流会、2日目は飯舘村で農地、南相馬市で学校の除染作業を見学。飯舘村の菅野典雄村長、南相馬市の桜井勝延市長