マイクロソフト日本法人は7月にも、サーバー向けソフト製品の導入方法などを記した数万ページに及ぶ日本語の技術文書の提供を始める。新機能や使い方などが中心だった編集方針を改め、性能要件に応じた導入時のパラメータ設定方法など実務に役立つ情報をWebサイトなどで発信する。 樋口泰行社長の肝いりで昨年秋にスタートした品質強化プロジェクトの一環で、日本法人独自の取り組みだ。本誌推定で5億円強を投じる。パラメータの設定ミスによる性能オーバーなどのトラブル削減を目指す。「知りたい情報が抜けている」といった日本の顧客の批判を受けて、マニュアルの抜本的な見直しを決めた。