はじめまして。四代目と申します。2年前から川崎近海汽船(以下、近海汽船)の株主となり、長期で近海汽船の株を保有するつもりでした。 近海汽船は投資家にとって魅力的な企業でした。 ◆実質解散価値と低いPBR 私は解散価値を考えるときに、帳簿上の数字だけを見るのではなく、それらの資産の換金性の高さや、その資産から生み出される利益によって解散価値を増減するべきだと考えています。これを仮に実質解散価値と呼ぶことにします 総資産488億円のうち、換金性の高い流動資産と投資その他の資産が224億円を占めます。また、242億円を計上する船舶も、換金性こそ高くはないものの、潤沢な利益を生み出していることから、額面から割り引いて考える必要はないと思います。 したがって、実質解散価値は自己資本である288億円に限りなく近く、現在の株価水準ではPBR0.4倍前後と低く、未だに企業価値は株価に反映されていないと考え
![川崎近海汽船の不当に低い株式交換契約について|四代目](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a398e881593e19ffd371f4fb227ecc09c5693c0d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fd2l930y2yx77uc.cloudfront.net%2Fproduction%2Fsocial_images%2Fd735cb0145e6e3ce6077d69af2c70979c6b38ae2.jpg)