農薬が認知症などの原因となっているという研究結果が発表されたそうだ(Guardian)。 10月24日に発表された論文「Organophosphate exposures during pregnancy and child neurodevelopment: Recommendations for essential policy reforms」(妊娠中およびび子供の神経発達時におけるリン酸エステル汚染:抜本的な政策転換の推奨)によると、農薬として地球上のあらゆる国でふんだんに使われているリン酸エステル化合物を使った殺虫剤が認知障害、行動障害、神経発達障害の原因となることを示す有力なエビデンスが出てきたという。この農薬は発展途上国では急性中毒で20万人の死者が出るほどの濃度で使われているという。 有機リン系の殺虫剤が虫を殺せるのは、殺虫剤ががアセチルコリンエステラーゼの活性を非可逆的に