沖縄の米軍基地から漏れ出す「永遠の化学物質」 米国内では至上命題と位置付けられているのに、沖縄では放置されている環境汚染(上) 島袋夏子 琉球朝日放送記者 去年11月、アメリカで公開された映画「ダークウォーターズ」。 アメコミ映画「アベンジャーズ」シリーズに出演していたマーク・ラファロが主演を務め、アン・ハサウェイ、ティム・ロビンスなど、名だたるハリウッドスターが脇を固める話題作だ。 テーマとなっているのは、1990年代後半にアメリカ・ウェストバージニア州で実際に起きたピーフォア(PFOA)という有機フッ素化合物による環境汚染事件。農場で相次いだ牛の不審死に端を発し、真相究明に乗り出す実在の弁護士ロバート・ビロットと大企業デュポンとの闘いの日々が描かれている。 アメリカでは今、このピーフォアなどによる水の汚染が深刻だ。 ミシガン州では廃棄物処分場に捨てられたピーフォアで地下水が汚染された。
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