ディープテック企業としての輝きを失った多くの日本企業はどのようにして、復活を果たせるのだろうか。それにはMBA的な数値管理の世界から脱却し、スタートアップ企業の発想や実践に学ぶことが重要だ。企業においての新規事業の花を咲かせるために何が必要なのか、連載第4回をお届けする。 思考停止に陥った日本企業 MBAの罪とは何か 前回も書いたように、当時の日本企業には経営者やマネジメント層の中には、「エンジェル投資家」の役割を担った人々がいた。 「ダメかもしれないけど、面白いことをやっているからいいじゃないか」「全体で儲かっているんだから、それぐらいやらせてみよう」という「賭け」が技術投資において盛んに行われた。 当然、少なからずの失敗があったはずだが、東芝の例でいえば、NAND型フラッシュメモリ事業が芽を出す前に、100億円規模の損失が容認された。 それが企業留学でMBAを取得する人が増え、コンサル
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