特産品企画会社「阿蘇・岡本」が販売するサイダー「蛍丸」(同社提供) 熊本地震で大きな被害が出た阿蘇神社(熊本市)の復興を支援しようと、地元企業が神社ゆかりの宝刀の名を付けたサイダー「蛍丸」を発売した。会社は神社の近くにあり、1本300円のうち100円を再建費として寄付。1億円を目標にしている。 阿蘇神社によると、4月16日未明の「本震」で、国の重要文化財に指定されている楼門が倒壊。3棟ある神殿も損壊し、復興費用は最大で20億円に上るという。 蛍丸は神社の宮司に代々伝わる刀で、合戦で刃こぼれした刀に蛍が群がる夢を見た翌日、刃こぼれがなくなっていたとの伝説がある。1931年に国宝に指定されたが、戦後、行方不明となっている。